近代河川舟運のGIS分析
淀川流域を中心に
著:飯塚 公藤
紙版
内容紹介
明治期から昭和初期にかけて,川は近代日本の発展を支える重要な交通路であり運搬路であった。舟運が盛んであった淀川・木曽三川・利根川の各流域を事例に舟運の地域差を比較検討するとともに,淀川流域を対象に,明治中期,明治後期,大正・昭和初期の3つの時期における舟運の盛衰過程とその要因を,GISを用いた時空間分析に基づいて実証・考察する。
目次
第1章 序 論
第2章 河川舟運および歴史GISにおける研究動向と課題
第3章 明治期における河川舟運の地域差
-淀川流域・木曽三川流域・利根川流域を中心に-
第4章 明治期における淀川流域の舟運の実態
-浜・港・船舶定繋地に着目して-
第5章 明治中期から後期にかけての淀川流域における舟運の変化
第6章 大正期から昭和初期にかけての淀川流域における舟運の変化
第7章 昭和初期航空写真を用いた船舶分布の検討-淀川中流域を事例に-
第8章 考 察
第9章 結 論