は じ め に
序 章 本研究の背景と課題
一 戦前日本における日蓮主義と理想世界の追求
二 里見岸雄の経歴
三 先行研究と課題
四 本書の構成と概要
第一章 日本国体学の継承と展開
一 問題の所在
二 田中智学の日本国体学
三 「賢王信仰」における天皇と救済
四 里見岸雄による田中の国体論の継承と克服
(一)日蓮主義の世俗化
(二)「生命弁証法」の創発
(三)「生命弁証法」と天皇信仰
(四)国体論的協同体主義思想と象徴天皇論
五 「賢王信仰」と世界最終戦争論
(一)里見岸雄の「賢王信仰」
(二)石原莞爾の「賢王信仰」と最終戦争論
小 括
第二章 「大東亜戦争」と「八紘一宇」の思想
一 問題の所在
二 「八紘一宇」思想と新たな世界秩序構想
(一)田中智学の「八紘一宇」思想
(二)里見岸雄の「八紘一宇」思想
三 王 道 論
(一)日本精神科学研究所の「王道」批判
(二)里見岸雄の王道論と「王道・皇道不同論」批判
(三)石原莞爾の王道論
小 括
第三章 日本憲法学の危機と国体憲法学
一 問題の所在
二 日本憲法学の危機と国体論
三 「統治権」「主権」をめぐる憲法学説の磁場
(一)穂積八束と上杉慎吉の「統治権」論
(二)美濃部達吉の「統治権」論
(三)佐々木惣一の「統治権」論
(四)里見岸雄の「統治権」論
四 国体規範論と憲法制定権力論
(一)里見岸雄の新体制批判と「皇道立憲主義」
(二)日本憲法学の国体規範論
五 美濃部憲法学と里見憲法学の異同
──「社会なるもの」をめぐって──
小 括
第四章 「近代の危機」と知性
一 問題の所在
二 蓑田胸喜・三井甲之の思想
──近代からの撤退戦としての「反知性主義」──
(一)美濃部批判にみられる「反知性主義」
(二)シキシマノミチ
(三)近代的知性への抵抗戦としての「学術維新」
三 「近代の危機」への応答としての里見岸雄の国体論
──原理日本社との対立に焦点をあてて──
(一)里見岸雄と原理日本社との対立
(二)里見岸雄の美濃部批判(評価)と国体憲法学
(三)救済プログラムとしての「世界最終戦争」と近代の終焉
小 括
第五章 戦 後における里見岸雄の思想の展開と帰結
──「国体科学」を中心に──
一 問題の所在
二 国体論の再吟味と「国体科学」の再建
(一)敗戦直後の国体不変更論と観念的国体論批判
(二)「国体科学」の再建
三 生命的実在としての国体と生命弁証法的法則
四 「大日本国憲法案」にみる国体憲法学
(一)押し付け憲法論
(二)国体・政体条項にみる国体規範論
(三)資本主義批判・自由主義批判と政治の理想としての「国人共存共栄」
(四)道義国家と絶対平和主義
(五)世界連邦政府論
小 括
終 章 戦後日本と終末の「時」
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