第Ⅰ部 感性商品開発のための理論的枠組み
第1章 「エクスペリエンス(経験・体験)」と「経験価値 マーケティング」再考(Ⅰ)
――顧客体験(CX)概念と経験価値モジュールを中心として――
は じ め に
1 経験価値ないしは顧客経験/顧客体験(CX)とは
2 経験価値概念の再検討
3 「エクスペリエンス」のモジュール
4 お わ り に
第2章 「エクスペリエンス(経験・体験)」と「経験価値 マーケティング」再考(Ⅱ)
――行動的/肉体的経験価値,関係的経験価値を中心として――
は じ め に
1 ACT(行動的/肉体的経験価値)に関する議論
2 関係的経験価値(RELATE)に関する議論
お わ り に
第3章 商品の感性的価格判断―心的モノサシ理論による説明―
は じ め に
1 価格判断と心理物理学
2 心的モノサシの理論
3 心的モノサシ理論による価格判断の説明
4 日本のオンラインショップとスーパーでの商品価格の検討
5 中国のオンラインショップでの商品価格の検討
お わ り に
第4章 新しい時代の覇権と商品ブランドの経済学
は じ め に
1 新しい時代をつくる覇権の経済
2 中世都市による商品ブランドの発掘
3 ブランド化を進めたオープン化
4 ものづくりと商品ブランドのメタバース化
お わ り に
第Ⅱ部 感性商品としてのファッション&ラグジュアリーブランド戦略
第5章 国内ファッション・アパレルブランドの 現状と課題
は じ め に―ジリ貧の日本企業―
1 婦人靴卸「シンエイ」の倒産
2 苦戦する国内ファッション・アパレル産業――アパレル大手の現状――
3 日本企業の課題―ジリ貧の日本企業が生きる道―
4 日本のアパレル企業のブランド戦略
5 日本のアパレル企業によるラグジュアリーブランド経営
お わ り に―日本発ラグジュアリーブランドの挑戦―
第6章 買物経験,ブランドのラグジュアリー性と幸福感の関係
――リアル店舗とデジタル店舗における買物経験の考察――
は じ め に
1 仮説:店舗形態,買物経験,および SWB の関係
2 調査・分析の方法
3 調査・分析の結果
お わ り に
第7章 モンブランのラグジュアリー戦略
―歴史・土地・人物・技術のブランド要素化―
は じ め に
1 日用生活品とラグジュアリーのブランドの構成要素の違い
2 モンブラン―一生モノの万年筆から本物志向の時計まで―
3 歴史を強化・強調する
4 歴史を社会貢献に結び付けて潜在顧客層との出会いの場とする
5 土地の存在と内容を認識する―創業の想いを地名に託し,ブランド名やロゴで表明する―
6 土地を強化・強調する―土地(生産地)を最適な場所に分散させ価値を強化する―
7 人物を伸張する―伝説の時計師をアピール材料にする―
8 独自技術を伸張する―廃れつつあるプロダクトの存在価値を技術で再び引き出す―
お わ り に――歴史,土地,人物,技術をブランド要素(経営資源)として活用する――
第8章 国内における被服消費縮小と消費者の被服関心― COVID―19による影響―
1 国内の被服消費の状況と被服関心
2 被服関心はどのように変化しているのか?
3 被服関心データの収集方法
4 被服関心の低下に関わる要因と COVID―19の影響の検討
お わ り に
第Ⅲ部 感性商品の事例
第9章 スイッチ音の感性評価に及ぼす触感の影響
は じ め に
1 感性商品としての HMI 開発の取り組み
2 触覚フィードバックの評価
3 聴感による評価
4 触覚フィードバックが聴感に及ぼすクロスモダリティ
お わ り に
第10章 宝塚歌劇団員の現役活動期間についての分析
は じ め に
1 宝塚歌劇団での現役活動
2 現役活動期間の集計
3 活動期間の属性別比較
4 活動期間の長期比較
5 活動期間長期化に影響を与えている要因
お わ り に
第10章 地域ブランドにおける感性評価と潜在構造分析の役割
は じ め に
1 購買評価に関する尺度
2 購買評価に影響を与える要因は何か
お わ り に