音楽の方法誌
練習場面のエスノメソドロジー
著:吉川 侑輝
内容紹介
本書では、リハーサルをフィールドとしたエスノメソドロジー的相互行為分析を試みる。会話分析を応用し、チューニングやひとりで行う練習など多種多様な活動のビデオデータをもとに、音楽がどのように編成されるのかを解明。
音楽を、「理論」からではなく、その「日常」のなかで探求する。
目次
第1章 序 論
1.1 本書の目標と本章の目的
1.2 科学と日常
1.3 非専門家と専門家
1.4 エスノメソドロジー
1.5 本書の目的
第2章 先行研究の検討――練習場面における演奏分析にむけて
2.1 本章の目的
2.2 先行研究
2.3 研究の概観
2.4 分 析
2.5 議 論
2.6 小 括――練習場面における演奏分析にむけて
第3章 技術についての注記――想起としての分析
3.1 本章の目的
3.2 先行研究
3.3 エスノメソドロジー研究における技術
3.4 「精巧なリマインダー」としての技術
3.5 議 論
3.6 小 括
第4章 練習場面におけるエスノメソドロジー(1)――アンサンブルにおける演奏の提案
4.1 本章の目的
4.2 先行研究
4.3 データとトランスクリプト
4.4 分 析
4.5 議 論
4.6 小 括
第5章 練習場面におけるエスノメソドロジー(2)――練習をつうじた説明可能性の編成
5.1 本章の目的
5.2 先行研究
5.3 データとトランスクリプト
5.4 分 析
5.5 議 論
5.6 小 括
第6章 練習場面におけるエスノメソドロジー(3)――相互行為としてのチューニング
6.1 本章の目的
6.2 先行研究
6.3 データとトランスクリプト
6.4 分 析
6.5 議 論
6.6 小 括
第7章 練習場面におけるエスノメソドロジー(4)――ひとりでおこなう練習の理解可能性
7.1 本章の目的
7.2 先行研究
7.3 データとトランスクリプト
7.4 分 析
7.5 議 論
7.6 小 括
第8章 結 論
8.1 本章の目的
8.2 演奏分析――現象の日常性・言語性・複合性
8.3 議 論――演奏分析と会話分析
8.4 結 論――日常的観察と科学的観察
8.5 課題と展望
ISBN:9784771037175
。出版社:晃洋書房
。判型:A5
。ページ数:176ページ
。定価:3000円(本体)
。発行年月日:2023年02月
。発売日:2023年03月03日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVA。