はじめに
序 章 北朝鮮研究における新しい視座……中戸祐夫
――理論的地域研究の試み――
はじめに
1 地域研究としての北朝鮮
2 国際関係理論からみる北朝鮮研究
3 理論的地域研究の模索
4 本書の方法と構成
第1章 リベラル・パラドックスが持つ国際危機研究への示唆……崔 正勲
――第一次朝鮮半島核危機を事例として――
はじめに
1 リベラル・パラドックス
2 国際危機研究への応用
おわりに
第2章 北朝鮮の核・ミサイル脅威と日本の安全保障……小川伸一
――抑止論の視点から――
はじめに
1 北朝鮮に対する米国の「拡大核抑止(核の傘)」
2 「唯一の目的(sole purpose)」宣言と核の傘
3 北朝鮮に対する核抑止の政治・人道上の課題
4 通常抑止の意義と限界
5 日本の通常抑止のあり方
おわりに
第3章 ドイツ統一30年と朝鮮半島……文 京洙
――シティズンの〈デモス〉か、同胞の<エトノス>か――
はじめに
――ドイツ統一とハーバーマス――
1 韓国でのハーバーマス
――“介入”の論点――
2 韓国リベラルの応答
3 その後の変化
――民族観の変容――
おわりに
第4章 首脳会談のネットワークから見る中朝関係……許 在喆
はじめに
1 首脳会談で作られた外交ネットワーク
2 再び緊密になっている中朝関係
おわりに
第5章 六者協議における日本の対北朝鮮政策……馬場一輝
――核問題の進展と拉致問題の停滞――
はじめに
1 分析枠組み:2レベル・同盟ゲーム
2 六者協議の始まり
3 北朝鮮核実験後の米国の変化
おわりに
第6章 北朝鮮の抑止力強化から見る対米交渉……張 瑛周
――2006年と2009年における核・ミサイル実験を中心に――
はじめに
1 脅しにおける抑止と強要
2 2006年:北朝鮮の強要の脅しとブッシュ政権の対話路線への変化
3 2009年:北朝鮮の強要の脅しとオバマ政権の戦略的忍耐への変化
おわりに
第7章 トランプ大統領の対北朝鮮認識の変化……チェ・ユンヒョク
1 はじめに
2 目的と先行研究
3 研究背景:2017~18年における朝鮮半島核危機とトランプ――北朝鮮間の舌戦
4 トランプ分析:合理的な狂人?
5 トランプの変化:ツイッター・データを活用した比較分析
おわりに
第8章 文在寅政権の消極的「同盟協力」と積極的「民族協力」……李 承宰
――「韓国的解放」による説明――
はじめに
1 「韓国的解放」理念と相互補完的な政治権力構造の形成
2 民族「統一」のための積極的「民族協力」
3 自主のための消極的な「同盟協力」
おわりに
索 引