序 章 コミュニティと実践
――認識と方法をつかむために――
1 章 地域コミュニティとコミュニティ実践
1 コロナ禍の地域コミュニティ、コミュニティ実践
2 地域コミュニティへの期待とコミュニティ実践
3 地域コミュニティへの注目:地域福祉
4 地域コミュニティへの期待とその問題
5 コミュニティ実践と社会学
6 コミュニティ実践とのかかわり
7 愛知県の3地域におけるコミュニティ実践をめぐって
8 愛知県3地域のコミュニティ実践とのかかわり
9 3地域の地域コミュニティ
2 章 コミュニティ実践のフィールドワーク
1 地域コミュニティの智恵と文化
2 現場で求められることとかかわること
3 これは何のための調査なのか?
4 西尾市調査の開始
5 「調査だけなら来ないでほしい」
6 何が必要なのか
7 マルチメソッド、モード論
8 何のための、そしてだれのため調査なのか?
9 地域コミュニティの智恵と文化をとらえること
10 共同性の負の部分を見据える
3 章 強い地域コミュニティと排除のジレンマ
1 コロナ禍でのうわさと排除
2 地域コミュニティの2つの側面
3 地域コミュニティの強み?
4 外国籍住民と地域コミュニティ
5 公営住宅での集住
6 地域コミュニティにおける「共生」
7 地域コミュニティの排除と包摂
8 地域コミュニティの排除の先に
4 章 外国籍住民とコミュニティ実践
1 ある公営住宅でのコミュニティ実践から
2 愛知県の県営住宅
3 西尾市の県営住宅におけるコミュニティ実践
4 県営B団地のコミュニティ実践
5 団地外へのコミュニティ実践の波及
6 コミュニティ実践のロジック
7 流動的なコミュニティと階層
8 コミュニティの強化と排除のジレンマを超えて
5 章 つながらないでいること
――孤独・孤立とコミュニティ実践――
1 ある団地の孤独死から
2 外国籍住民をめぐる生活保障と九番団地のコミュニティ実践
3 孤独・孤立をめぐる問題
4 男性の孤立
5 孤独・孤立をターゲットとした政策とその問題
6 孤独死という問題
7 孤独死対策の取り組みとコミュニティ実践
8 孤独死に向き合う
6 章 孤独死とコミュニティ実践
1 他の地域のやり方では難しい
2 愛西市の事例から
3 孤独死の事例を分析する
4 救助されたケースの分析から
5 モデル地区の調査から浮かび上がってくるもの
6 愛西市の取り組み
7 コミュニティ論としての含意
8 見過ごされがちなものへ
9 展開可能性
7 章 縮小社会とコミュニティ実践
1 人口縮小と地域社会
2 「地方消滅」のインパクト
――過剰な人口予測と政策人口――
3 愛知県と地方消滅論
4 縮小社会における地域コミュニティへの注目
5 愛知県新城市の地域自治区制度
6 作手地区のコミュニティ実践
7 日本一若いまちの地域コミュニティ
8 長久手市の地域コミュニティへの注目
8 章 地域コミュニティをつくる
1 地域コミュニティのストレングス
2 地域福祉政策とコミュニティソーシャルワーカーの活動
3 長久手市での取り組み
4 CSWによる地域コミュニティ実践
5 喫茶店という「サードプレイス」
6 長久手市喫茶店調査から
7 喫茶店での社会関係形成
8 喫茶店からのコミュニティ実践
9 その先に
終 章 コミュニティ実践から新たな展開へ