ボールと日本人
する、みる、つくる ボールゲーム大国ニッポン
著:谷釜 尋徳
内容紹介
現在のボールゲームのほとんどは、明治期以降に欧米から渡来したものですが、日本人のボールゲームとの出会いは古代にまでさかのぼり、現代まで幅広い人々に楽しまれてきました。
「する」、「みる」ボールゲームの歴史はもちろん、「昔の人はどう動いたのか?」といった運動技術、ボールゲームの発展を支えたボール職人の存在など、幅広い視点から、時代の変化とともにボールゲームがどのような変遷をとげていったのかを見ていきましょう。
目次
はじめに
第1章
ボールと日本人の出会い―雅な貴族スポーツの時代
1 古代貴族のスポーツ―外来スポーツの伝来
2 ボールに魅せられた貴族たち―蹴鞠と打毬
3 ボールを打った庶民たち
4 ボール職人あらわる
第2章
ボールを蹴る武士、打つ庶民
1 中世のスポーツ―「雅」から「武」へ
2 天皇はトップアスリート―洗練される貴族の蹴鞠
3 武士と蹴鞠―折り重なる為政者のスポーツ文化
4 ボールを打ち合う人々
5 ボール職人の時代
第3章
武士とボールの新しい関係―打毬に熱中する“公務員”
1 平和な時代の到来―殺しの技からスポーツへ
2 徳川吉宗のスポーツ政策と日本式打毬の誕生
3 打毬競技の隆盛
第4章
花開く江戸のボールゲーム―平和が生んだ庶民スポーツの世界
1 江戸庶民のスポーツ
2 手を使うボールゲーム
3 足を使うボールゲーム
4 打具を使うボールゲーム
5 江戸のボールゲームの特徴
第5章
ボールと日本人の新しい関係―日本型から欧米型へ
1 新しいスポーツとの出会い
2 欧米型ボールゲームの到来
3 いざ、国際舞台へ
第6章
新時代の幕開け
1 ボールゲームの時代の到来
2 ボールの性能が低かった時代
3 ボール革命起こる
4「みる」ボールゲームの時代へ
ISBN:9784771035126
。出版社:晃洋書房
。判型:4-6
。ページ数:232ページ
。定価:2000円(本体)
。発行年月日:2021年08月
。発売日:2021年08月16日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SF。