まえがき――道元の生涯と『正法眼蔵』
一 道元の生涯について
二 『正法眼蔵』とは何か
二・一『正法眼蔵』という書物について
二・二『正法眼蔵』のテキスト
1『正法眼蔵』の原テキスト
2『正法眼蔵』の新しいテキスト
3『正法眼蔵』の注釈書・現代語訳
4『正法眼蔵』の英訳・独訳
三 本書の要旨
第一章 人間性の喪失と心の問題
一 人間性の喪失と心の問題
二 日本語の「こころ」の意味
三 仏教語としての「心」の意味
四 人間的自己の本性としての「自性清浄心」
五 自性清浄心と自己本来の姿――禅的人間像の探究
第二章 三界はただ心一つなり
一 三界唯一心ということ
二 唯心論のいろいろ
三 三界とは何か
三・一「三界の三界を見るが如くならず(不如三界見於三界)」
三・二「今此の三界、皆是れ吾が有、その中の衆生、悉く是れ吾が子
四 唯心とは何か
四・一 一切が心である
四・二 「三界唯心、君は何と理解しますか」
五 尽大地的自己と唯心思想
五・一 尽大地的自己
五・二 仏性海としての大自然――心と仏との不二一体性
六 三界はただ心一つなり、という生き方
第三章 心と魂の問題――即心是仏の意義
一 魂とは何か
二 魂と不死の問題
三 道元の反「身滅心常」論
三・一 先尼外道の「身滅心常」論
三・二 道元の反「身滅心常」論――身心一如と性相不二の立場
四 魂の不死不滅論の効用――絶対的正義の問題
五 即心是仏――心とは山河大地なり
第四章 身と心の問題――身心学道ということ
一 身と心の問題
二 道元禅における身心問題――身心学道としての身心脱落
三 心学道のいろいろ
三・一 赤心学道
三・二 古仏心学道
三・三 平常心学道
四・四 心学道のまとめ
四 身学道の立場
五 大きな理性としての身体――身体と大地の意味
第五章 心不可得ということ
一 心の不可解さ――過去心不可得、現在心不可得、未来心不可得
二 心と時間
三 徳山和尚と老婆との問答
四 達磨安心
五 他心通と心不可得
六 心不可得と不覚不知
第六章 菩提心と菩薩道――大乗仏教の根本精神
一 菩提心とは何か
二 慮知心と菩提心
二・一 慮知心と菩提心
二・二 念慮と語句
三 発菩提心
三・一 自末得度先度他
三・二 発心の機縁
三・三 一発心の百千万発
四 菩薩心と観無常
五 菩提心と菩薩道
六 三つの心構え――喜心・老心・大心
第七章 観音の力と働き――心眼をもって観ること
一 観音とは何か
二 観音の力と働き
三 観自在と心眼の働き
三・一 観自在とは何か
三・二 心眼の働きとしての観ること
三・三 止観の観とは何か
四 中道の実践としての観自在
五 如人としての人間の現成
あとがき