ガバナンスと評価 11
自治体評価における実用重視評価の可能性
評価結果の報告方法と評価への参加に着目して
著:池田 葉月
内容紹介
評価 × デザイン
業績スタットを自治体評価の外部評価に取り入れ、評価結果の報告方法を工夫し、評価の過程への施策・事業の担当課の職員の関わりを増やす。それによって政策を評価することへの行政職員の負担感を軽減し、評価結果の利用を通じた政策の質的改善を促進する。実務を視野に入れた公共政策学の政策評価論。
目次
序 章 評価の利用はなぜ進まないのか
はじめに
1 本書が研究の対象とするもの
2 筆者の問題意識
3 本研究の意義
おわりに
第1章 自治体評価の制度と課題
はじめに
1 自治体評価の特徴と課題
2 評価結果の利用について
おわりに
第2章 自治体評価の負担感とイメージの関係
はじめに
1 政策の評価に関わる行政職員の負担感
2 負担感に関する先行研究の現状と疑問
3 負担感に関する研究と心理学
4 調査のデザイン
5 分析結果
おわりに
第3章 地方自治体における評価結果の報告の現状と改善の可能性
はじめに
1 行政職員と評価結果の関係
2 評価結果の報告に関する先行研究
3 地方自治体における評価結果の公表方法
4 地方自治体の外部評価における評価結果の効果的な公表方法の可能性
おわりに
第4章 業績測定を中心とする評価制度への実用重視評価の導入可能性
はじめに
1 業績測定と実用重視評価
2 実用重視評価の理論における適用範囲
3 評価の過程への装丁利用者の参加
4 評価結果の報告
おわりに
第5章 自治体評価における業績スタットの可能性
はじめに
1 業績スタットに対する関心
2 アメリカ合衆国の地方政府における業績スタット
3 自治体評価における業績スタットの可能性
おわりに
第6章 評価結果の効果的な報告の自治体評価における実践
はじめに
1 京都府宇治田原町――行政評価ヤングレビュー会議――
2 京都府南丹市――定住促進関連事業の実用重視評価によるプログラム評価――
3 報告書作成後の段階
おわりに
終 章 評価とデザインの可能性
はじめに
1 情報発信や情報伝達に対する地方自治体の関心
2 評価結果の効果的な報告が持つ可能性
おわりに
ISBN:9784771034655
。出版社:晃洋書房
。判型:A5
。ページ数:200ページ
。定価:2800円(本体)
。発行年月日:2021年03月
。発売日:2021年03月15日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPT。