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〈僧侶らしさ〉と〈女性らしさ〉の宗教社会学

日蓮宗女性僧侶の事例から

著:丹羽 宣子

紙版

内容紹介

近現代の日本仏教では、男性僧侶は世俗的生活を送っている一方で、伝統的な尼僧たちは出家の姿を忠実に守り続けてきたといわれてきた。しかし今日では、多様な背景をもつ女性の僧侶たちが活躍の場を広めつつある。この発生と展開の現代的意味を探る。
<僧侶らしさ>と対比的に、あるいは相補完的に語られる<女性らしさ>。
日蓮宗の女性僧侶たちによる、新たな僧侶像探求の試み。

目次

序 章 女性僧侶を問う現代的意義
第1章 女性僧侶とは誰か
第2章 女性僧侶研究の方法論的視座
第3章 「つながりがどんどん出来てきたときに、あぁ自分は女性だったんだって思い出す」――Aさんのライフストーリー
第4章 「少しずつ開き直って、私らしいやり方で」――Bさんのライフストーリー
第5章 「平等じゃない社会のなかで、それでも生きていく」――Cさんのライフストーリー
第6章 〈男社会〉の多面性
第7章 〈僧侶らしさ〉と〈女性らしさ〉の交渉実践
終 章 結論と残された課題

ISBN:9784771031142
出版社:晃洋書房
判型:A5
ページ数:224ページ
定価:4200円(本体)
発行年月日:2019年02月
発売日:2019年02月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRFB