「死にたい」とつぶやく
著:中森 弘樹
紙版
内容紹介
事件はなぜ起きたのか
「死にたい」とつぶやいた者たちは、本当に死を望んでいたのか。
なぜ、家族ではなく、その外部に救いを求めたのか。
SNSに溢れかえる「死にたい」の声に、私たちはどう向き合うべきか。
『失踪の社会学』で颯爽とデビューした俊英による快著。
目次
序 論 ある二人の対話から
第1章 座間九人殺害事件を考える
1 事件への問い
2 研究の方法と倫理的配慮
3 事件の肖像
4 「私がしたことは殺人です」
5 「死にたい」という言動と親密圏をめぐる省察
6 救済の悪用
第2章 Twitterの「死にたい」を考える
1 「死にたい」の海へ
2 「死にたい」とインターネット
3 この章で行うことーーテキストマイニング
4 「死にたい」はTwitterでどのように語られているのか
5 「死にたい」とつぶやくユーザーのプロフィール分析
6 私だけのアジール
第3章 「死にたい」をシェアする暮らしを考える
1 シェアハウスの可能性
2 シェアハウスをぶらぶらする
3 互いの生/生命に配慮しあう死にたがりたちーーシェアハウスAについて
4 人が死なないシェアハウスーーシェアハウスBについて
5 一時的な居場所、擬制的家族
終 章 親密圏のなかで「死にたい」を〈リテラル〉に捉える
註
あとがき
ISBN:9784766428186
。出版社:慶應義塾大学出版会
。判型:4-6
。ページ数:304ページ
。価格:1800円(本体)
。発行年月日:2022年12月
。発売日:2022年12月14日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBF。