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☆新編☆ 池田彌三郎の学問とその後

著:井口 樹生
編著:藤原 茂樹

紙版

内容紹介

池田彌三郎の学問―霊魂信仰のゆくえを追う。

▼本書は、池田彌三郎の学問の継承者、故井口樹生氏が生前に執筆した、師の学問やその著作の紹介、さらに恩師との対談2本を、藤原茂樹慶應義塾大学文学部教授が再編集したものである。

▼10年前の私家版「池田彌三郎の学問とその後」は希少で再版の要望に応え、藤原茂樹が編集し直し、遺稿7本と対談2本を加えて新編とした。

目次

はじめに/再刊にあたって・藤原茂樹

第一部 昭和四十六年~昭和五十六年
 死者の声――ノート整理を終えて
 ぷろふぃーる 池田彌三郎
 還立の詞
 『まれびとの座 折口信夫と私』(池田彌三郎著)解説
 書評『わが幻の歌びとたち――折口信夫とその周辺』(池田弥三郎著)
 三田育直会嗜好 池田君繁盛記
 ことわざの境遇――池田弥三郎『暮らしの中のことわざ』解説
 書評『行くも夢 止まるも夢』(池田彌三郎著)
 未整理の折口信夫国語学ノート
 講座「古代学」の定着と展望――昭和五八年折口信夫没後三〇年に向って

第二部 昭和五十七年~平成四年
 逝去まで
 随身誄詞
 魚津青島
 師承の学・その展開
 『日本文学伝承論』(池田彌三郎著)発刊をひかえて
 先生の学問 
 芸能研究目的の模索
 「神道概論」成稿まで
 「言語伝承論」について――国語史研究の目的
 書評『日本文学の〝 素材〟』(池田彌三郎著、池田光編)
 愛 師弟と友人と    
 池田彌三郎<人物史・芸能研究の昭和(一)>
 池田先生の学問とその後――霊魂信仰のゆくえ
 神代と人倫 第一稿――折口信夫から池田彌三郎へ

第三部
 対談 池田彌三郎×井口樹生
     わたしの中のフォークロア
     芸能史の制約と組織

池田彌三郎年譜/池田彌三郎著作目録
あとがき 藤原茂樹/初出一覧

著者略歴

著:井口 樹生
1934年東京生まれ。58年慶應義塾大学文学部を卒業。同大学院文学研究科博士課程修了後、上智大学助手を経て、76年慶應義塾大学文学部助教授77年教授となる。文学博士。2000年在職のまま逝去。文学部時代から一貫して池田彌三郎に師事。師を通して学んだ、学問と人間の生活とのかかわりをいつも重く見、日本人の発想の原点を考える学風を、深い心根で解き明かしてゆく魅力溢れる多くの論と文を執筆した。専攻は古代国文学・芸能史。万葉集と芸能を中心として研究活動を行う一方、温厚洒脱な人柄で学生にも人気があった。
テレビなどマスコミでも活躍。日本語についての豊富な学識と、わかりやすい解説には定評があった。
【著書】
『風の木水の花:植物故事』(1973年、三友社)、『くらしの季節―日本人の民俗2―』(1976年、実業之日本社)、『日本語の常識非常識』(1986年、講談社)、『日本語の履歴書』(1987年、講談社)、『知っているようで知らない日本語4』(1988年、ゴマブックス)、『知っているようで知らない日本語5』(1988年、ゴマブックス)、『境界芸文伝承研究』…
編著:藤原 茂樹
1951年東京生まれ。1973年慶應義塾大学法学部、75年文学部を卒業。同大学院文学研究科博士課程修了。1978年慶應義塾高等学校教諭、1980年以降神戸山手女子短期大学国文科助教授・教授、大谷女子大学国文学科教授を経て、2000年慶應義塾大学文学部教授(現在に至る)。専攻は古代国文学、古代芸能。
【論文】
「海人流転の事その他」「天孫降臨伝承の研究」「春は皮服を著て-北国のうた・まつり・芸能-」「万葉集終焉歌の芸能史的意義」「火中死生」他多数。
【共著】
『万葉から万葉へ-万葉びとの言葉とこころ』(2009年、NHK出版)。
【編著】
『池田彌三郎の学問とその後-霊魂信仰のゆくえ-』(井口樹生著、藤原編、2002年、レビュージャパン)、『古代国文学と芸能史』(井口樹生著、藤原茂樹編、2003年、瑞木書房)、『催馬楽研究』(藤原茂樹編、2011年、笠間書院)。
【監修】
雑誌『NHK 日めくり万葉集』VOL1-24監修・執筆、2008年~2012年、講談社)。NHKテレビ『…

ISBN:9784766419924
出版社:慶應義塾大学文学部国文学研究室
判型:A5
ページ数:256ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2012年11月
発売日:2012年11月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB