出版社を探す

シェイクスピアとエンブレム

人文主義の文化的基層

著:松田 美作子

紙版

内容紹介

ルネサンス期に興隆し、ヨーロッパにおいて世俗的・宗教的世界観の形成と伝播に重要な役割を果たした「エンブレムブック」と、エンブレムを活かした演劇活動を行っていたシェイクスピア作品の相関性を読み解く。

貴重なエンブレム図版を多数掲載し、エンブレムを構成する言語(モットー)・図絵・詩文の関係性を分かりやすく明示。

目次

はじめに
序章
第一章 ルネサンス期におけるエンブレムの受容
第二章 文学作品への応用―applied emblematicsとして
第三章 FortunaからOccasioへ―『リチャード二世』の凡庸な悲劇
第四章 『ハムレット』とreligious Occasio
第五章 『ルクリースの凌辱』におけるbee emblem
第六章 オルフェウス神話と『ヴィーナスとアドーニス』
おわりに

著者略歴

著:松田 美作子
国際基督教大学教養学部卒、日本女子大学大学院文学研究科博士課程満期終了退学。英国ウェールズ大学大学院卒(M.Phil)。

ISBN:9784766419160
出版社:慶應義塾大学出版会
判型:A5
ページ数:304ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2012年03月
発売日:2012年03月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DD