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生き延びること

生命の教養学V

編:慶應義塾大学教養研究センター
編:高桑和巳

紙版

内容紹介

「生き延びること」を巡る講義集。
▼「生死の先にあるもの」としての「生き延び」「サバイバル」に焦点を当てた論集。さまざまな文脈で「生きにくさ」「生きづらさ」が論じられる現在、私たちは「生き延びる」ことについての経験や知識をどの程度持っているだろうか。遺体科学、政治思想、医療人類学、労働の現場など多彩な切り口で、「生き延び」についての視座を提供する。

目次

はじめに——この授業に生き延びがかかっていたもの   高桑和巳

寿命について考える   高木由臣

今「追い込まれた末の死」を考える
 ——精神科臨床実践をめぐる医療人類学   北中淳子

遺体科学の提唱   遠藤秀紀

クリプトビオシス——隠された生命   鈴木 忠

貧困を生き延びるということ——労働・生命・自由   杉田俊介

真剣勝負を生き抜いた武蔵の教え   吉田泰将

「生き延びること」の政治経済学
 ——グローバリゼーションと2つのサヴァイヴァル   増田一夫

生き延びるアート
 ——ロックの名曲と「ネガティブなもの」の効用   武藤浩史

エッジワークの社会学——人はなぜリスクを冒すのか   根上 優

武の死生学   前林清和

ISBN:9784766416367
出版社:慶應義塾大学出版会
ページ数:256ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2009年12月
発売日:2009年12月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PS