労働経済学の新展開
編著:清家篤
編著:駒村康平
編著:山田篤裕
内容紹介
労働経済学・社会保障論の最新の研究を紹介。
▼労働経済学を中心とした最新の研究を集めた論文集。4部構成(第Ⅰ部=労働経済の研究展望、第Ⅱ部=企業の経済学、第Ⅲ部=人的資本の経済学、第Ⅳ部=社会保障の経済学)・計15本の論考で構成。島田晴雄教授退職記念論文集として編まれたもの。序文は島田晴雄。
目次
まえがき 清家 篤
序 章 労働経済学の新展開 島田晴雄
第Ⅰ部 労働経済の研究展望
第1章 高齢者の就業行動の長期的変化
−『就業構造基本調査(1982−2002年)』に基づく実証分析− 清家 篤・山田篤裕
第2章 リンクしたマイクロデータによる雇用構造の分析 早見 均
第3章 都道府県間労働移動の再検証
−「国勢調査」による粗フロー分析− 戸田淳仁・太田聰一
第4章 経済のグローバル化と非正規労働
−マイクロデータとマクロデータのリンクによる分析− 岸 智子
第5章 労働市場のマクロ分析
−サーチ理論とマクロ経済分析− 宮本弘暁
第6章 転職に関する労働市場モデルの発展
−景気循環,賃金格差とJob to Job Transitionの役割− 相澤直貴・山田篤裕
第Ⅱ部 企業の経済学
第7章 成果主義は望ましいのだろうか 久保克行
第8章 ダイバーシティ・マネジメントの実証研究
−日韓企業の調査を中心に− 馬越恵美子
第9章 日本における営利企業・非営利組織間の人的資本および社会関係資本の不均衡
−“Co-Production”による問題解決のためのアプローチ− 今村 肇
第Ⅲ部 人的資本の経済学
第10章 競争は教育に有害か?
−経済学からの再解釈− 赤林英夫
第11章 青少年のキャリア教育と地域経済の活性化に向けて
−地域の地域による地域のためのインターンシップ− 井出多加子
第12章 日伊の比較から見た夫婦の就業形態と出産意欲の関係
−短時間労働は出生力を上昇させるか− 吉田千鶴
第Ⅳ部 社会保障の経済学
第13章 医療制度:3つの選択肢からの国民選択
−世論調査の分析より− 近藤正晃ジェームス
第14章 公的年金の繰り上げ受給・繰り下げ受給で逆選択は発生しているのか 駒村康平
第15章 日・韓医療保険と介護保険制度に対する比較分析
−制度の誕生と発展過程による分析− 金明中
あとがきにかえて−退職記念論文に寄せて 島田晴雄
島田晴雄先生 略歴・著作目録
索引
ISBN:9784766416275
。出版社:慶應義塾大学出版会
。ページ数:440ページ
。定価:5500円(本体)
。発行年月日:2009年06月
。発売日:2009年06月02日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBF。