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慶應義塾大学東アジア研究所叢書

東アジアの女神信仰と女性生活

編著:野村 伸一

紙版

内容紹介

東アジアに通底する基層文化とは何か? 本書は、各地の女神信仰と女性の生活・文
化史を探究するなかで、民俗世界に共通する文化の様相を明らかにする論考集。中国
福建省・貴州省、台湾、朝鮮半島南部、沖縄では、女神を巡ってどのような形の祭祀
活動がみられたのか、何がそれを促したのか? 韓国から3名、中国から2名が加
わった計10名の執筆陣が、各地の祭祀・文化の現状について述べ、歴史的な展望のも
とに位置付ける。

目次


はじめに                       野村伸一
第一部 総説——東アジアの基層文化の基軸を求めて
 東シナ海周辺の女神信仰と女性生活史の視点
      ——基層文化の基軸を求めて        野村伸一
第二部 中国・沖縄・朝鮮の海辺からの眼差し
 第一章 宋元戯曲の女性像と明清戯曲の女性像の比較  田仲一成
 第二章 福建省における女性の生活と女神信仰の歴史   徐暁望
 第三章 女神陳靖姑の儀礼と芸能伝承      葉明生
第四章 女神信仰の現代的変容  
     ——中国貴州省

ISBN:9784766410310
出版社:慶應義塾大学出版会
ページ数:556ページ
定価:6200円(本体)
発行年月日:2004年01月
発売日:2004年01月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC