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伝クセノポン「アテーナイ人の国制」の研究

著:真下英信

紙版

内容紹介

ソクラテスの弟子クセノポン作として伝わる『アテーナイ人の国制』の我が国初の研究書。「民主制に皮肉な眼差しを向ける書」を第一部では平易かつ逐語的に翻訳し、丁寧な注を付す。第2部ではこの書を多面的に検証し、古典期ギリシアの代表的都市国家アテーナイの実像と現代に通じる民主制の特質を解明する。

目次

序言
文献略語表

第1部
 テキスト,翻訳
 訳注

第2部
 第1章 『アテーナイ人の国制』の作者について
 第2章 『アテーナイ人の国制』の制作年代
 第3章 『アテーナイ人の国制』にみられるポリス市民像
 第4章 犠牲にみられるポリス社会の特性
 第5章 寡頭主義者の民主制批判
 第6章 議案提案者と票決者からみたアテーナイの民主制の実態
 第7章 前5世紀アテーナイの民主制と賄賂
 第8章 『アテーナイ人の国制』の政治思想史的考察
 第9章 民主制と自由,平等
 第10章 前5世紀アテーナイの奴隷の風采
 補論

文献リスト
索引

ISBN:9784766408379
出版社:慶應義塾大学出版会
ページ数:372ページ
定価:7000円(本体)
発行年月日:2001年02月
発売日:2001年02月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1QBAG