生命探究の姿勢
ヴェサリウスからゲノム解析まで
著:西村顯治
紙版
内容紹介
ライフサイエンスとは何か? 先人たちから受け継ぎ、次の世代に受け渡す科学文明とは何か? 近代科学の創始者たちの気概を蘇えらせた、教養のためのライフサイエンス史。
目次
まえがき
1 生命を自然認識の対象として捉える姿勢
2 観察と実験
3 事実の蒐集
4 比較と分類
5 知は力なり
6 科学者集団の成育
7 キュヴィエ/ジョフロア論争とパスツール/プーシェ論争
8 科学的概念の登場
9 物から言葉へのまなざし
10 18世紀科学者が似非科学にとった態度
11 バルザックの小説『ルイ・ランベール』とジョフロア・サン=チレール
12 パラダイムが根を下ろす土壌
13 仮定されていた遺伝子の存在論
14 生物進化をプロットする仮想空間
15 遊びと科学
16 基礎科学と応用科学