南極条約体制と国際法
領土、資源、環境をめぐる利害の調整
著:池島大策
紙版
内容紹介
南極条約は、南極をめぐる各国の利害を調整する条約として、40年来紛争を未然に防止し、発展してきた。本書はこの体制が内包する、国際法の基本に関わるすべての問題を検討した我が国初の総合的研究書である。
目次
第1部 南極条約成立までの歴史と法的状況
第1章 南極条約成立以前の状況
第2章 南極条約の成立
第2部 南極条約の基本原則とその機構
第1章 南極条約の基本原則
第2章 領土権又は紛争の「凍結」の原則
第3章 南極の「平和的利用」の原則
第4章 科学的調査の自由と国際協力の原則
第5章 南極条約の機構的側面
第3部 南極条約体制の発展
第1章 序
第2章 南極の動物相及び植物相の保存のための合意された措置
第3章 南極あざらしの保存に関する条約
第4章 南極の海洋生物資源の保存に関する条約
第5章 南極鉱物資源レジームについて
第6章 南極条約体制と環境保護
第4部 南極条約体制の当面する課題
第1章 南極とそのさらなる国際化
第2章 南極条約体制の第三者に対する効力
付録 南極関連条約集
ISBN:9784766408218
。出版社:慶應義塾大学出版会
。ページ数:492ページ
。定価:6000円(本体)
。発行年月日:2000年11月
。発売日:2000年11月02日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LB。