著:柚木 沙弥郎
1922 年、東京都生まれ。染色家。民藝運動の提唱者、柳宗悦との出会いを機に、後の人間国宝となる染色工芸家・芹沢銈介に師事する。20 代半ばより染色家として活動をはじめ、以来、70 年以上にわたり日本における型染めの第一人者として、現在に至るまで制作を続ける。染色以外にも版画、絵本、立体、切り絵などさまざまな分野で制作を手がけ、これまでに国内外、多数の展覧会で作品を発表。
2008 年、86 歳のときに初となるパリでの個展を成功させ、以降3 年連続開催となる。13年、世田谷美術館で「柚木沙弥郎 いのちの旗じるし」展を開催、14 年にはフランス国立ギメ東洋美術館に作品が70 余点収蔵される。18 年、日本民藝館で存命作家の個展は43 年ぶりという「柚木沙弥郎の染色 もようと色彩」を開催。19 年、神奈川県立近代美術館 葉山館で「柚木沙弥郎の『鳥獣戯画』」、20年、イデーショップにて新作リトグラフ展 “Swing Slow, Sweet Sammy !" を開催。同年、エースホテル京都のアートワークを手がけ話題を集めるなど、現在も現役で創作に励んでいる。
著:熱田 千鶴
1975 年、埼玉県生まれ。編集者。SELF-TITLED PRESS 主宰。編集プロダクションを経て独立。
講談社『FRaU』やスカイマークエアラインの機内誌『MARK』のディレクション、マガジンハウス『&Premium』の編集など、旅やライフスタイル系メディアを中心に、雑誌、書籍、web などの企画、編集、執筆に携わる。
主な書籍に『LIFECYCLING』(PIE International)、『柚木沙弥郎92年分の色とかたち』(グラフィック社)など。
写真:木寺 紀雄
1974年、神奈川県横須賀生まれ。写真家。
役所勤務、スタジオマンを経て、ホンマタカシ氏に師事。2001年、独立しフリーとなる。雑誌広告、CM等で活動中。
出展した主な展覧会に、東京コンテンポラリーアートフェア、Bridge Art Fair New York、アートフェア東京、jicca、写真展“meisje woud/メイシェ ワウド"、hole、リサ・ラーソン展“CRAFT,LOVE,LIFE"、おじいちゃん。おばあちゃん、僕の中で古くなった風景シリーズ I、DENMARK、“MUJI is enough" by SAMIRO YUNOKI展 柚木沙弥郎写真展、しろとあかりといろ、柚木沙弥郎 新作リトグラフ展、INU、Another Eye 、dieci POP UP SHOP “Daily Plus" など多数。受賞歴にJR東日本交通広告グランプリ・グランプリ、新聞広告・大賞など。出版に『リサ・ラーソン作品集』『おじいちゃん。おばあちゃん。』(以上PIE International)、「柚木沙弥郎 92年分の色とかたち』『柚木沙弥郎との時間』(グラフィック社)など。