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近代科学社Digital

製造業DX

EU/ドイツに学ぶ最新デジタル戦略

著:福本 勲

紙版

内容紹介

 日本を代表する産業である製造業。その製造業にもいま、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーといったサステナブルな取組みや、新型コロナウイルスの蔓延、米中の分断やロシアのウクライナ侵略といった地政学リスクに対応するためのレジリエンスなサプライチェーンの実現、世界的な潮流となってきているESGへの対応などが求められています。
 本書では、日本の製造業に携わる皆さんの視野が広がり、日本の製造業のDXの取組みが進んでいくように、製造業における日本のDXの現状を踏まえ、欧州連合(EU)/ドイツを中心とした世界の最新事例を紹介します。

目次

第1章 デジタル技術の発展と第4次産業革命
1.1 IoTとMtoM
1.2 デジタル技術がもたらす社会変革
1.3 第4次産業革命の象徴事例
1.4 生成AI(ジェネレーティブAI)
1.5 生成AIの事例
1.6 デジタル技術普及の背景と現状
1.7 デジタルツイン
1.8 生産年齢人口減少の現状
1.9 匠のノウハウのデジタル継承の必要性
1.10 インダストリー4.0
1.11 共通フレームワークRAMI4.0
1.12 つながりを支えるアセット管理シェル
1.13 つながることで価値創造を目指す
1.14 インダストリー4.0の概念

第2章 日本の製造業に求められるDXの取組みと実現のポイント
2.1 いま、なぜ製造業DXが必要なのか
2.2 インダストリアル・メタバース
2.3 日本企業のDX取組み状況
2.4 ミスミグループ本社の内製化加速の取組み
2.5 日本のIT業界が抱える課題と処方箋
2.6 求められる製造業のサービス化
2.7 システム思考とデザイン思考
2.8 ベンチマーク工場「ライトハウス」
2.9 ソフトウェア・デファインド
2.10 東芝グループのモノづくりDXの取組み

第3章 EU/ドイツに学ぶ最新デジタル戦略
3.1 社会や産業に求められる変化
3.2 地政学的なブロック化の影響
3.3 ウクライナ問題による欧州エネルギー危機
3.4 再生可能エネルギー化を支える技術
3.5 インダストリー4.0の現在値
3.6 投資判断における重視事項の変化
3.7 インダストリー4.0の4つの設計原則
3.8 サステナブルなモノづくりに必要なこと
3.9 EUのカーボンニュートラル領域の政策
3.10 EUのサーキュラーエコノミー領域の政策
3.11 EUの分散×ネットワーク型の取組み
3.12 欧州データ空間を支えるデータ4法
3.13 ドイツの誰も取残さない仕組みづくり
3.14 サステナブルな対応は協調領域へ
3.15 EU/ドイツが目指すサステナビリティ

第4章 日本企業はいかに取組むべきか
4.1 異なる意見の中でデータ共有を目指す
4.2 昨今のEU/ドイツの動きのトレンド
4.3 データガバナンスが効かない日本の課題
4.4 欧米における最新技術活用の動き
4.5 EUの動きと日本企業への影響
4.6 日本企業に求められる変化
4.7 DXに取組む日本の製造業への処方箋
4.8 日本は産業データ活用にどう取組むべきか

著者略歴

著:福本 勲
アルファコンパス 代表
株式会社東芝 デジタルイノベーションテクノロジーセンター チーフエバンジェリスト
株式会社コアコンセプト・テクノロジー アドバイザー
シェアエックス株式会社 アドバイザー

1990年、早稲田大学大学院修士課程(機械工学)修了。
同年に、東芝に入社し、製造業向けSCM、ERP、CRMなどのソリューション事業立ち上げやマーケティングに携わる。その後、インダストリアルIoT、デジタル事業の企画・マーケティング・エバンジェリスト活動などを担うとともに、オウンドメディア「DiGiTAL CONVENTiON」の編集長を務める。
2020年にアルファコンパスを設立し、企業のデジタル化やマーケティング、プロモーション支援などを行っている。
主な著書に『デジタル・プラットフォーム解体新書』(共著、近代科学社)、『デジタルファースト・ソサエティ』(共著、日刊工業新聞社)がある。主なWebコラム連載に、ビジネス+IT/SeizoTrend(SBクリエイティブ株式会社)の「第4次産業革命のビジネス実務論」がある。

ISBN:9784764906761
出版社:近代科学社
判型:A5
ページ数:180ページ
価格:2300円(本体)
発行年月日:2024年01月
発売日:2024年01月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJMV9
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:KND
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:KJJ