錦正社叢書 9
金沢八景と金沢文庫
著:梶山 孝夫
紙版
内容紹介
水戸義公は延宝二年に金沢へ渡り、鎌倉を訪れ、心越禅師は貞享四年に金沢にて八景詩を詠じ、これより先の貞享二年に史臣が金沢文庫(称名寺)において多くの史料を採取し、『大日本史』編纂等に活用された。水戸史学と少なからぬ関係がある金沢八景に焦点をあてた興味深い一冊。
目次
まえがき
一 義公と心越の金沢八景詩
二 義公と泰澄和尚
三 平泉澄博士の金沢文庫研究の意義
四 平泉澄博士の金沢文庫研究の意義(補遺)
五 誤謬の踏襲―金沢八景と金沢文庫の研究をめぐって―
六 称名寺の鐘―誤謬の踏襲補遺―
七 水戸と金沢文庫―「藤原保則伝」をめぐって―
八 水戸と金沢文庫―「後醍醐院百ケ日御願文」をめぐって―
九 水戸と瀬戸明神
附 金沢文庫とは何か
あとがき