アウグスティヌスの母モニカ
平凡に生きた聖人
著:G.クラーク
他訳:松﨑 一平
他訳:佐藤 真基子
紙版
内容紹介
なぜ、市井に生きたひとりの女性が、聖人となったのか?
モニカ(331-387)は、北アフリカのタガステ(現在のアルジェリア)の庶民階級に生まれた。殉教者でも、教師でも、修道者でもなく、『告白録』に母の思い出としてのみ登場するこの女性が、なぜ崇敬を集める聖人となったのか。歴史学・考古学・文化史などの視点から古代末期の女性像を再構築し、結婚以外の選択肢がほぼ皆無な時代性を描き出すとともに、現代にも共通する普遍的な妻や母という生き方の模範として、モニカの聖人化の過程を考察する。当時の女性史を学ぶうえでも画期的な著作。
ISBN:9784764274389
。出版社:教文館
。判型:A5
。ページ数:316ページ
。定価:3400円(本体)
。発行年月日:2019年11月
。発売日:2019年11月01日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRMB。