出版書誌データベース

有神論的世界観の確立のために――「カルヴィニズム」という用語を、従来の神学的・教派的用語に限定せず、政治・科学・芸術を含めた人間の生の全領域に関わる「世界観」として展開したアブラハム・カイパー。1898年に米国プリンストン神学校の「ストーン講義」で語った記念碑的講演。

まえがき（袴田康裕）
凡例
アブラハム・カイパー評伝──1837-1920年
第一講義　世界観としてのカルヴィニズム
第二講義　カルヴィニズムと宗教
第三講義　カルヴィニズムと政治
第四講義　カルヴィニズムと学問
第五講義　カルヴィニズムと芸術
第六講義　カルヴィニズムと将来

解説・あとがき（吉田 隆）

著：A. カイパー
◆著者紹介◆A.カイパー（Abraham Kuyper, 1837-1920）　オランダの牧師・神学者・編集者・政治家。1901-05年にはオランダの首相を務めた。

訳：日本カルヴィニスト協会
◆訳者紹介◆日本カルヴィニスト協会（Japan Calvinist Association）　1954年に結成され、日本におけるキリスト教的有神的文化の樹立を目指して講演会や翻訳などの活動を行う。