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現代に甦る「人間」フランシスコ
富裕な家庭の青年はなぜ敬虔なキリスト者に回心したのか。彼のどのような魅力が多くの人々を惹きつけたのか。指導者としての重圧や世俗との葛藤とどう闘ったのか。厳密な史料批判に基づき、聖人伝の“伝説”の背後にある人間的な実像を描く、現代人に向けた新しい伝記！

著：A.トムソン
1954 年米国ニューヨーク生まれ。ドミニコ会司祭。オレゴン大学宗教学部講師、ヴァージニア大学宗教学・歴史学教授を経て、現在、ドミニコ会哲学・神学院歴史学教授。中世イタリア・中世キリスト教史を中心とする著作多数。

訳：持田鋼一郎
1942 年東京都生まれ。紀行・伝記作家、歌人、翻訳家。1965 年早稲田大学第一政治経済学部卒業。著書に『エステルゴムの春風』（新潮社）、『ユダヤの民と約束の土地』（河出書房新社）、『世界が認めた和食の知恵』（新潮新書）ほか。訳書にゼーン・グレイ『最後の一人まで』（中央公論新社）、キンタ・ビーヴァー『私はトスカーナの城で育った』（河出書房新社）、ゲール・E. メーヨー『夢の終わり』（みすず書房）、ウディ・レヴィ『ナバテア文明』（作品社）、デヴィッド・コソフ『マサダの声』（ミルトス）ほか。