言語聴覚士のための パーキンソン病のリハビリテーションガイド
摂食嚥下障害と発話障害の理解と治療
他編:杉下 周平
他編:福永 真哉
他編:田中 康博
内容紹介
◆パーキンソン病患者のリハビリテーションを行う言語聴覚士に必要な知識と技術を40の項目に凝縮! ◆
パーキンソン病患者の摂食嚥下障害と発話障害に対して、言語聴覚士がリハビリテーションを行うために必要とされる最新知識と評価、検査、訓練法についてわかりやすく紹介しています。
パーキンソン病の知識については、病態、薬剤、リハビリテーション、外科的治療、栄養、認知症、解剖について、それぞれの専門家が解説しています。
摂食嚥下障害と発話障害に対する言語聴覚士のリハビリテーションについては、具体的な訓練や評価法など、臨床において必要とされる情報を網羅しています。最新の情報についても、臨床で活用できる情報を数多く紹介しています。
パーキンソン病患者に最良のリハビリテーションを届けたい。そう考える言語聴覚士にとって必読の一冊です。
目次
第I章 パーキンソン病の基礎知識
1.パーキンソン病の概論〈坪井 崇〉
2.パーキンソン病の治療薬〈岡本 禎晃〉
3.パーキンソン病のリハビリテーション〈吉野 孝広〉
4.パーキンソン病の外科的治療〈松井 利浩〉
5.パーキンソン病と栄養〈西村 卓士〉
6.パーキンソン病と認知症〈片岡 政子〉
7.嚥下および発話に関連する口腔の解剖と機能〈河合 利彦〉
8.嚥下および発声発語に関連する喉頭の解剖と機能〈折舘 伸彦〉
9.パーキンソン病と関連疾患の嚥下障害と発話障害〈古西 隆之〉
第II章 パーキンソン病の摂食嚥下障害
1.摂食嚥下障害の評価
10.パーキンソン病の嚥下障害の特徴〈杉下 周平〉
11.薬剤服用時,服用後の注意点と対処法〈宮田 恵里〉
12.嚥下機能の評価法-パーキンソン病に有効な問診とスクリーニング法〈池野 雅裕〉
13.呼吸機能の評価法〈永見 慎輔〉
14.嚥下造影検査の定量評価と訓練立案〈今井 教仁〉
15.頸部聴診法-実施手順から病態の推定まで〈上根 英嗣〉
2.摂食嚥下訓練
16.筋力増強に必要な基礎知識〈新村 秀幸〉
17.呼吸,体幹,頸部筋ストレッチの方法〈山本 裕子〉
18.低栄養のパーキンソン病患者に対する嚥下訓練〈今井 教仁〉
19.嚥下訓練に応用できる呼吸訓練手技〈福岡 達之〉
20.嚥下障害に対する神経筋電気刺激の効果〈永見 慎輔〉
21.音リズム刺激を用いた嚥下訓練-メトロノーム訓練〈杉下 周平〉
22.パーキンソン病の咀嚼と咬合の作用〈河合 利彦〉
23.代償嚥下の理解-代償嚥下法とその選択に必要な知識と留意点〈池野 雅裕〉
24.嚥下動作を引き出すポジショニングの考え方〈石本 寧〉
25.パーキンソン病の誤嚥性肺炎予防のケア〈友成 恭子〉
26.嚥下食の知識〈辻 秀治〉
第III章 パーキンソン病の発話障害
1.パーキンソン病の発話特徴
27.聴覚的な発話特徴〈田中 康博〉
28.音響学的な特徴〈飯高 玄〉
29.コミュニケーション障害/音声障害の心理社会的問題〈福永 真哉〉
30.脳深部刺激療法〈DBS〉後の発話の変化や留意事項〈田中 康博〉
2.パーキンソン病の発話訓練
31.パーキンソン病の発話の評価と治療における留意事項〈田中 康博〉
32.LSVT LOUD®-その理論と治療法〈荻野 智雄,飯高 玄〉
33.新しい発話治療法とその考え方-SPEAK OUT!®〈荻野 智雄〉
34.その他の発話治療法〈田中 康博〉
35.呼吸機能の新たなアプローチ-ブテイコ療法〈レビット 順子〉
36.発声機能の新たなアプローチ-マニュアル療法を中心に〈レビット 順子〉
37.口腔構音機能の新たなアプローチ〈関 道子〉
38.パーキンソン病の発話速度の調節訓練〈福永 真哉〉
39.補助手段の活用と環境調整〈田中 まゆ〉
40.般化に向けた臨床上の工夫〈田中 康博〉
ISBN:9784763930569
。出版社:協同医書出版社
。判型:B5
。ページ数:160ページ
。定価:3400円(本体)
。発行年月日:2019年07月
。発売日:2019年07月05日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ。