枯葉剤の傷跡をみつめて
ある映像作家の「失われた時」への歩み
著:坂田 雅子
紙版
内容紹介
ベトナム戦争に従軍した夫の突然の死が、
私を「癒えない戦争の傷跡」に向かわせた――
夫の死をきっかけに、ベトナム戦争で使用された枯葉剤被害の実態を克明に映画化してきた坂田雅子。
映像作家としての20年の歩みの中で集めた枯葉剤をめぐる当事者たちの証言と、彼女の作品に共鳴する多方面のトップランナーたちとの対談から、戦争が終わって50年後の今も続く枯葉剤被害を考える。
目次
Ⅰ 部 枯葉剤をめぐる証言
第1章 グレッグの戦争と死
第2章 ベトナムの旅
第3章 敵味方を問わず降り注いだ枯葉剤
Ⅱ 部 対談:映画「失われた時の中で」を観て
1 枯葉剤被害を追って半世紀 中村梧郎
2 ゴリラの視点から見た戦争と平和 山極壽一
3 音楽を通して社会と繋がる 小室等
4 わたしの心のレンズ 現場の記憶をつむぐ 大石芳野
5 ベトナムとの出会いから考える 桂良太郎
6 「ナパーム弾の少女」を追って 藤えりか
7 オレンジ村の建設に向けて 鈴木元
8 絶望を希望に変えて 加藤登紀子
ISBN:9784763420978
。出版社:花伝社
。判型:4-6
。ページ数:232ページ
。定価:1700円(本体)
。発行年月日:2024年01月
。発売日:2024年01月15日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS。