「日本文化論」を越えて
加藤周一「土着世界観」論とその行く先
著:干場 辰夫
紙版
内容紹介
「土着世界観」の洗練に見出す〈日本的なもの〉
粗雑で主観的な「日本の個性・アイデンティティ」が社会に流布する一方で、考察対象のあまりの広範さから学問としての成立が困難な「日本文化論」。
“こじつけ”や“フィクション”ではない学問としての日本文化論の確立を、加藤周一の「土着世界観」論を手掛かりに試みる意欲的論考。
「日本らしさ」をめぐる数多の論説を吟味し、人類史的視点から新しい日本文化論を目指す――
目次
第一章 加藤周一「雑種文化論」の問題
第二章 加藤周一における「土着世界観」の追求
第三章 加藤周一における「土着世界観」論の確立
第四章 加藤周一における「土着世界観」論の展開
第五章 〈日本的なもの〉とは何か
第六章 従来の「日本文化論」をどう理解するか
ISBN:9784763409058
。出版社:花伝社
。判型:4-6
。ページ数:256ページ
。定価:1700円(本体)
。発行年月日:2019年11月
。発売日:2019年11月07日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JHB。