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古代日本語と万葉集の表象

著:和田 明美

紙版

内容紹介

◎古代日本語がシンボライズする表現を読み解き、東西国境を起点とする古代文字文化に光を当てる!

目次



第一章 古代日本語による東西国境の表象

古代日本の道と国境・越境の文字文化
古代東海道と東西越境地域の「渡り」
古代日本語「しかすが」歌枕「しかすがの渡り」
「坂」(峠)への祈りと万葉歌――「神の御坂」を詠む防人の歌(巻二〇・四四〇二)――
持統天皇伊勢国行幸と万葉歌
持統太上天皇参河国行幸と万葉歌
人麻呂歌の「あまとか見らむ旅行くわれを」の意味


第二章 古代的象徴表現と万葉集の表象

古代的自然把握と象徴表現
序詞の機能と構造
枕詞の機能と構造
序詞の象徴機能と枕詞
東歌の序詞表現
東歌の地名と地名表象


第三章 古代日本語表現と万葉歌

「逢ふ夜」「逢はむ夜」「逢ふべき夜」助動詞連体形の意味と機能
古代日本語「忘れて思へや」の構文と意味
古代日本語「ずは(ば)」について
「人妻ゆゑ(に)」の構文と意味

初出一覧
あとがき
索引

ISBN:9784762936722
出版社:汲古書院
判型:A5
ページ数:380ページ
定価:10000円(本体)
発行年月日:2022年03月
発売日:2022年03月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ