序章 装い探訪
1 装いとは
2 装いの種類
3 装いの機能
4 本書の方向性および各章の内容
コラム1 非言語コミュニケーションにおける装(粧)い
コラム2 本書で頻出する統計用語
第1部 装いの種類
第1章 メイクアップ
1 メイクアップとは
2 化粧の対他と対自の心理的効用
3 化粧と顔の科学
4 まとめ
コラム3 男性のメイクアップ化粧品の使用実態と化粧意識
コラム4 まつ毛エクステンション
第2章 スキンケア
1 日本人のスキンケアに対する意識の変遷:化粧下からスキンケアへ
2 スキンケアの使用
3 スキンケアの生理心理的作用:ストレス・リラクゼーション・感情
4 まとめ
コラム5 化粧やおしゃれの教育
コラム6 男性の「身だしなみ」意識と清潔志向
第3章 衣服(アウター)
1 装いとしての衣服の機能
2 服装の意味の規定要因
3 なぜその衣服を着るのか:服装選択の発達
4 まとめ
コラム7 双子コーデ
コラム8 ファストファッション時代をとらえるための新しい被服心理学の必要性
第4章 衣服(インナー)
1 ファッションとしての下着
2 下着の心理的効用
3 見せる下着
4 下着から考える「装い」の機能
5 まとめ
コラム9 下着のパーツ
第5章 ピアッシング
1 ピアッシングの日本における歴史および経験の実態
2 ピアッシングへのイメージと許容
3 ピアッシングに期待される効用と動機
4 ピアッシングと自傷行為
5 若者文化としてのピアス
6 まとめ
コラム10 母親役割によるピアスへの意味づけの変化
第6章 イレズミ:彫り物・タトゥーイング
1 イレズミの定義と歴史
2 イレズミ経験の実態とイレズミに対する態度
3 イレズミ実施者の心理
4 まとめ
コラム11 身体変工古今未来
第7章 美容整形
1 美容整形とは:美容外科と形成外科の違い
2 美容外科領域における美容整形施術の現状
3 美容整形の背景要因としての心理社会的要因
4 美容整形がもたらす心理的効果
5 まとめ
コラム12 美容整形の歴史
第8章 体型:痩身
1 痩身とは
2 痩身をめぐる歴史的背景と動向
3 痩身を求める心理
4 痩身と美, 健康
5 まとめ
コラム13 ウエイトトレーニング実践者の心理
第9章 ヘアスタイリング・脱毛
1 ヘアスタイリング
2 脱毛
3 まとめ
コラム14 ヘアスタイリングによる自分らしさの表現
コラム15 薄毛
第10章 しぐさ・歩容
1 しぐさ
2 歩容
3 まとめ
コラム16 しぐさと欺瞞
コラム17 歩いている自分のうしろ姿を見ることができるアプリが欲しい!
第11章 言葉
1 言語内容
2 文体・話し方のスタイル
3 視覚的装飾
4 まとめ
コラム18 オノマトペ
コラム19 音楽の好みを装う?
第2部 装いの関連テーマ
第12章 コスプレ
1 コスプレとコスプレイヤー
2 「コスプレ」の動機と心理的効用
3 コスプレと仮装の共通点と相違点
4 まとめ
コラム20 マンガ・アニメにおける登場人物の衣装が果たす役割
第13章 化粧療法
1 医療・介護の現場における化粧療法とその実施環境
2 化粧療法がQOLとADLに及ぼす影響
3 外見ケアとして求められるもの
4 まとめ
コラム21 がん臨床の現場から:外見が変化する苦痛
第14章 装い起因障害
1 装いがもたらす問題
2 装い起因障害の心理学的理解
3 まとめ
コラム22 子どもにおける装い起因障害
第15章 装いの低年齢化
1 子どものおしゃれの広がり
2 低年齢化したおしゃれ
3 子どもの装いに影響を及ぼす要因
4 子どもの装いについての啓蒙
5 まとめ
コラム23 子どもの痩身志向への母親の影響
第16章 装いの文化差
1 さまざまな文化とさまざまな装い
2 グローバリゼーションと装いの変化
3 メディアによる美の基準や理想像と装いへの影響
4 多国籍化による美の基準や理想像と装いの変化
5 まとめ
コラム24 首長族カヤンの女性の首輪飾り
コラム25 海外の研究者からみた日本人の「装い」行動
終章 装い再訪
1 「装い」という用語
2 分類の再確認
3 心理的機能
4 おわりに
コラム26 生活科学からみた装いの心理学
文献
事項索引
人名索引
あとがき