1 社会と健康
1.1 健康の概念
1.1.1 健康の定義 1.1.2 健康づくりと健康管理
1.2 公衆衛生の概念
1.2.1 公衆衛生・予防医学の歴史 1.2.2 公衆衛生の定義と目的
1.2.3 公衆衛生と予防医学:一次・二次・三次予防 1.2.4 プライマリヘルスケア
1.2.5 ヘルスプロモーション 1.2.6 公衆衛生活動の進め方
1.2.7 予防医学のアプローチ
1.3 社会的公正と健康格差の是正
1.3.1 社会的公正の概念 1.3.2 健康の社会的決定要因,健康格差
コラム1 ギリシャ神話の医神たち
2 環境と健康
2.1 生態系と人々の生活
2.1.1 生態系と環境の保全 2.1.2 地球規模の環境
2.2 環境汚染と健康影響
2.2.1 環境による健康影響とリスク分析 2.2.2 環境保全
2.2.3 環境汚染;大気汚染,水質汚濁,土壌汚染等 2.2.4 公 害
2.3 環境衛生
2.3.1 気候,季節 2.3.2 空 気 2.3.3 温 熱 2.3.4 放射線 2.3.5 上水道 2.3.6 下水道
2.3.7 廃棄物処理 2.3.8 建築物衛生
コラム2 ALPS処理水の海洋放出
コラム3 転換点 tipping point
3 健康,疾病,行動にかかわる統計資料
3.1 保健統計
3.1.1 保健統計の概要 3.1.2 さまざまな統計手法の概要(多変量解析を含む)
3.2 人口静態統計
3.2.1 人口の推移,総人口 3.2.2 人口ピラミッド 3.2.3 人口指標 3.2.4 世界の人口および人口問題
3.3 人口動態統計
3.3.1 わが国の人口動態 3.3.2 各指標の届出制度 3.3.3 出 生 3.3.4 死 亡
3.3.5 死産,周産期死亡,乳児死亡,妊産婦死亡
3.4 生命表
3.4.1 生命表 3.4.2 平均余命,平均寿命 3.4.3 健康寿命
3.5 傷病統計
3.5.1 患者調査 3.5.2 国民生活基礎調査
3.6 健康増進に関する統計
3.6.1 国民健康・栄養調査 3.6.2 レセプト情報・特定健診等情報データベース,国保データベース
コラム4 主な多変量解析の紹介
コラム5 年齢調整死亡率(直接法および間接法)の算出および活用方法
4 健康状態・疾病の測定と評価
4.1 疾病の概念と指標
4.1.1 疫学の定義 対象と領域 4.1.2 疾病頻度の指標 4.1.3 曝露因子の影響評価
4.2 疫学の方法
4.2.1 記述疫学 4.2.2 横断研究(cross-sectional study)
4.2.3 生態学的研究(地域相関研究) 4.2.4 コホート研究 4.2.5 症例対照研究 4.2.6 介入研究
4.2.7 ランダム化比較試験
4.3 バイアス,交絡の制御と因果関係
4.3.1 バイアス:選択バイアス,情報バイアス 4.3.2 交絡と標準化
4.3.3 疫学研究の評価と因果関係の捉え方
4.4 スクリーニング
4.4.1 スクリーニングの目的と適用条件 4.4.2 スクリーニングの精度
4.5 根拠(エビデンス)に基づいた医療(EBM)および保健対策(EBPH)
4.5.1 エビデンスの質のレベル 4.5.2 系統的レビューとメタアナリシス
4.5.3 診療ガイドライン,保健政策におけるエビデンス
4.6 疫学研究と倫理
4.6.1 人を対象とした研究調査における倫理的配慮 4.6.2 インフォームド・コンセントとオプトアウト
4.6.3 利益相反
5 生活習慣(ライフスタイル)の現状と対策
5.1 健康に関連する行動と社会
5.1.1 健康の生物心理社会モデル 5.1.2 生活習慣病,NCDsの概念 5.1.3 健康日本21
5.2 身体活動・運動
5.2.1 身体活動・運動の現状 5.2.2 身体活動・運動の健康影響
5.2.3 健康づくりのための身体活動基準および指針
5.3 喫煙行動
5.3.1 喫煙の現状 5.3.2 喫煙の健康影響と社会的問題 5.3.3 禁煙サポートと喫煙防止
5.3.4 受動喫煙防止 5.3.5 その他のたばこ対策
5.4 飲酒行動
5.4.1 飲酒の現状 5.4.2 飲酒の健康影響と社会的問題 5.4.3 アルコール対策と適正飲酒
5.5 睡眠,休養,ストレス
5.5.1 睡眠と生活リズム 5.5.2 睡眠障害と睡眠不足の現状 睡眠指針
5.5.3 休養の概念と休養指針 5.5.4 ストレスの概念とストレスマネジメント
5.6 歯科口腔保健
5.6.1 歯・口腔の健康と食生活 5.6.2 歯・口腔と全身の健康 5.6.3 歯科口腔保健行動
5.6.4 歯科口腔保健対策
コラム6 睡眠と嗜好品
6 主要疾患の疫学と予防対策
6.1 が ん
6.1.1 主要部位のがん 6.1.2 がん対策
6.2 循環器疾患
6.2.1 高血圧 6.2.2 脳血管疾患 6.2.3 心疾患
6.3 代謝疾患
6.3.1 肥満,メタボリックシンドローム 6.3.2 糖尿病 6.3.3 脂質異常症
6.4 骨・関節疾患
6.4.1 骨粗鬆症,骨折 6.4.2 変形性関節症 6.4.3 ロコモティブシンドローム
6.5 感染症
6.5.1 主要な感染症 6.5.2 感染症法 6.5.3 検疫と予防接種,感染症対策
6.6 精神疾患
6.6.1 主要な精神疾患 6.6.2 精神保健対策 6.6.3 認知症
6.7 その他の疾患
6.7.1 慢性腎臓病 6.7.2 呼吸器疾患 6.7.3 肝疾患;ウイルス性肝炎 6.7.4 アレルギー疾患
6.7.5 難病法と難病対策
6.8 不慮の事故・自殺・虐待
6.8.1 自 殺 6.8.2 不慮の事故 6.8.3 虐待,暴力
コラム7 久山町研究
コラム8 肝炎ウイルスの名前の由来
7 保健・医療・福祉の制度
7.1 社会保障の概念
7.1.1 社会保障の定義と歴史 7.1.2 公衆衛生と社会保障
7.2 保険・医療・福祉における行政のしくみ
7.2.1 国の役割と法律 7.2.2 衛生法規の定義とその内容 7.2.3 地方自治のしくみ;地方自治法
7.2.4 都道府県の役割 7.2.5 市町村の役割 7.2.6 他職種の役割と連携
7.3 医療制度
7.3.1 医療保険制度 7.3.2 医療施設と医療従事者 7.3.3 医療費 7.3.4 医療法と医療計画
7.3.5 保険者の役割とデータヘルス計画
7.4 福祉制度
7.4.1 福祉制度の概要と関連法規 7.4.2 社会福祉 7.4.3 障害者福祉 7.4.4 在宅ケア,訪問介護
7.5 地域保健
7.5.1 地域保健活動の概要 7.5.2 地域保健法 7.5.3 保健所と従業員
7.5.4 市町村保健センターと従事者 7.5.5 地域における資源と連携
7.5.6 地域における健康危機管理;自然災害,感染症,食中毒
7.6 母子保健
7.6.1 母子保健の概要 7.6.2 母子保健法 7.6.3 母子保健事業 7.6.4 母子健康手帳
7.6.5 乳幼児健康診査 7.6.6 新生児マススクリーニング 7.6.7 健やか親子21
7.6.8 少子化対策;子ども・子育て支援新制度 7.6.9 児童虐待防止
7.7 成人保健
7.7.1 生活習慣病の発症予防と重症化予防 7.7.2 特定健康診査・特定保健指導とその評価
7.7.3 高齢者の医療の確保に関する法律
7.8 高齢者保健・介護
7.8.1 高齢者保健と介護の概要 7.8.2 介護保険法 7.8.3 介護予防
7.8.4 要介護認定とケアマネジメント 7.8.5 ケアマネジメント 7.8.6 介護施設,老人保健施設
7.8.7 地域包括ケアシステム 7.8.8 地域包括支援センター
7.9 産業保健
7.9.1 労働と健康 7.9.2 労働安全衛生法 7.9.3 労働安全衛生対策 7.9.4 産業保健従事者
7.9.5 職業と健康障害 7.9.6 労働災害 7.9.7 職場におけるメンタルヘルスと過労死対策
7.9.8 トータル・ヘルスプロモーション・プラン
7.10 学校保健
7.10.1 学校保健の概要 7.10.2 学校保健統計 7.10.3 学校保健安全法 7.10.4 学校保健安全対策
7.10.5 学校保健従事者 7.10.6 栄養教諭 7.10.7 食 育 7.10.8 学校給食における衛生管理
7.10.9 学校感染症
7.11 国際保健
7.11.1 地球環境の健康問題 7.11.2 国際協力 7.11.3 持続可能な開発目標
7.11.4 ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ 7.11.5 国際的な行政組織
コラム9 社会保障の形態
コラム10 基本的人権と憲法
コラム11 IHEAT
コラム12 サイトメガロウイルス(CMV)
コラム13 乳幼児突然死症候群(SIDS)
コラム14 熱中症今昔
コラム15 アスベスト被害
コラム16 新型コロナウイルス感染症パンデミックのSDGsへのインパクト