内容紹介
コロナ禍直前の実態調査によって、海外MBA派遣制度の変遷・実態・構造を明らかにする。
また、海外MBA派遣をしない企業が、派遣をしない理由,派遣を廃止した理由をも探った。
加えて、アメリカのオンラインMBAの事例を紹介することで、海外MBA派遣制度のコロナ禍後の再生の方向を示す。
日本企業におけるグローバルな人材育成を考えるならば、
海外MBA派遣制度の改革やMBAホルダーの企業内活用は、今後の海外教育制度の布石となる課題である。
目次
はしがき
序 MBA教育の新たな価値
1.研究目的と調査方法
(1) 研究目的
(2) 2000年以降の調査・研究
① 海外MBA派遣制度 / ② MBAホルダー
(3) 調査方法
① MBAホルダーの区分 / ② 制度の体系化 / ③ 企業調査 / ④ MBA調査
2.海外MBA派遣制度の実態
(1) 派遣目的
(2) MBAホルダーの修得スキル
(3) 派遣者の応募条件と選抜
(4) 中間フォローと帰国後の報告
(5) 帰国後の処遇
(6) 退職対策
3.海外MBA派遣をしない企業の実態
(1) 海外MBA派遣をしない理由
(2) 海外MBA派遣をしたい理由
(3) 海外MBA派遣を廃止した理由
4.アメリカのオンラインMBAの動向
(1) オンラインMBAの調査方法
① アメリカのビジネス関連のプログラム / ② アメリカのビジネススクールの区分
/ ③ 調査対象のビジネススクール
(2) オンラインMBAの実態:2011~2012年
(3) オンラインMBAの実態:2019~2020年
(4) 主要な解明事実
5.エグゼクティブ・アジア・国内MBA派遣
(1) エグゼクティブMBA派遣
① エグゼクティブMBAの歴史 / ② エグゼクティブMBAの区分
/ ③ [MBA調査]と[企業調査]からの実態
(2) アジア諸国へのMBA派遣
① アジア諸国への留学動向 / ② MBA留学体験記の多様化
/ ③ [MBA調査]と[企業調査]からの実態
(3) 国内MBA派遣制度
① 国内のビジネススクールの歴史 / ② 国内のビジネススクールの区分
/ ③ 国内のビジネススクールの実態 / ④ 国内MBAホルダーと企業の実態
/ ⑤ 国内MBA派遣制度の実態
6.海外MBA派遣制度の構造
(1) 派遣目的の成り立ち
① 制度の誘因目的 / ② 人材の育成目的
(2) 海外MBA派遣制度の構造
(3) 退職意識と退職の構造
① MBAコミュニティ / ② 退職意識と退職の構造 / ③ 退職対策と継続勤務の構造
(4) 今後の研究課題
① 本書の課題 / ② その他の課題
7.コロナ禍後の制度の方向
(1) 制度の継続
(2) 制度の廃止
(3) 制度の再生
引用・参考文献
資料1:海外MBA派遣をする企業の回答の概要
資料2:海外MBA派遣をしない企業の回答の概要
著者略歴
著:金 雅美
(きむ あみ)和光大学経済経営学部経営学科教授。
ISBN:9784762031199
。出版社:学文社 (GAKUBUNSHA)
。判型:A5
。ページ数:178ページ
。定価:2800円(本体)
。発行年月日:2021年12月
。発売日:2021年12月20日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:KF。