┃特集論文┃戦後福祉のナラティブ――政策史と生活史のまじわるところ
戦後福祉のナラティブ
――政策史と生活史のまじわるところ (深田耕一郎・宮垣元)
ハンセン病療養所の戦後を記述する
――ある入所者の生活史を通して (蘭 由岐子)
政策の実施場面に見る婦人保護事業の実態とジェンダー規範
――ある婦人保護施設の資料から (丸山 里美)
遷延性意識障害者とその家族は戦後をいかに生きたか
――戦後福祉のナラティヴ (麦倉 泰子)
仕事しよう,にあたり (立岩 真也)
┃自由論文┃
精神障害者の社会運動による 1987年の精神衛生法
改正への主張 (桐原 尚之)
「社会的なもの」と人口をめぐる議論
――社会政策におけるマルサス人口論の位置づけ (山田唐波里)
大人の発達障害者のコミュニティにおけるメンバー
シップの構成 (御旅屋 達)
高齢の親に対する子からの実践的援助パターン
――親子関係,援助内容,公的サービス利用に着目したマルチレベル分析 (西野 勇人)
┃書 評┃
三井さよ著『はじめてのケア論』 (木下 康仁)
榊原賢二郎編『障害社会学という視座
――社会モデル・から社会学的反省へ』 (堀 智久)
山田陽子著『働く人のための感情資本論
――パワハラ・・メンタルヘルス・ライフハックの社会学』 (榊原 圭子)
下夷美幸『日本の家族と戸籍
――なぜ「夫婦と未婚の子」単位なのか』 (犬塚 協太)
エリザベス・ブレイク著・久保田裕之監訳
『最小の結婚――結婚をめぐる法と道徳』 (山根 純佳)
相良翔著『薬物依存からの「回復」――ダルクにおける
フィールドワークを通じた社会学的研究』 (加藤まどか)
三井さよ・児玉雄大編著『支援のてまえで――たこの木
クラブと多摩の四〇年』 (時岡 新)
相馬直子・松木洋人編著『子育て支援を労働として
考える』 (萩原久美子)
元森絵里子・南出和余・高橋靖幸編『子どもへの視角
――新しい子ども社会研究』 (安藤 藍)
杉岡直人著『まちづくりの福祉社会学――これからの
公民連携を考える』 (野口 定久)
安立清史著『超高齢社会の乗り越え方――日本の介護
福祉は成功か失敗か』 (須田木綿子)
神原文子著『子づれシングルの社会学――貧困・被差別・
生きづらさ』 (新藤こずえ)
中田知生著『高齢期における社会的ネットワーク
――ソーシャル・サポートと社会的孤立の構造と変動』 (稲葉 昭英)
国立社会保障・人口問題研究所編『児童相談所の役割
と課題――ケース記録から読み解く支援・連携・協働』 (上野加代子)
海老田大五朗著『デザインから考える障害者福祉
――ミシンと砂時計』 (中川 敦)
広瀬義徳・桜井啓太編『自立へ追い立てられる社会』 (森田 次朗)
井口高志著『認知症社会の希望はいかにひらかれるのか
――ケア実践と本人の声をめぐる社会学的探究』 (齋藤 曉子)
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