日米体育交流に関する実証的研究
アマースト方式の導入と日本近代体育の成立
著:大櫃 敬史
内容紹介
マサチューセッツ州アマースト大学において体育が正課として位置づけられ、そこにおける一定の成果が、
リーランド博士によって日本に伝達・紹介された。
そのリーランド研究の基礎的資料を元にした、日米体育交流に関する実証的研究。
アマースト方式体育の源流と、日本への導入とその影響、
リーランドの日本での教育活動とアマースト体育の日本への浸透をまとめた。
また、リーランド離日後の日本の体育の行方、キリスト教宣教と日本近代体育の成立などにも注目する。
目次
序 章 ボストン体操学校(A Gymnastic School in Boston)の設立過程(1825~28年)
―ニューイングランドにおけるドイツ体操導入の試み
第1章 リーランド招聘に関する経緯―アマースト大学所蔵文書の分析を中心として
第2章 文部省雇教師G.A.リーランドの滞日書簡―日本近代体育の一断面
第3章 「本邦体育ニ関スル事項取調方米国公使ヨリ照会一件」(1890年)について
―アマースト体育の日本における浸透の行方
第4章 坪井玄道の米国体育視察(1902年5月~6月)―わが国近代体育の更なるアイデアを求める旅
第5章 アメリカン・ボード日本ミッションの活動と日本近代体育の成立
―来日アメリカ人宣教師関係文書を手がかりとして
第6章 G.A.リーランドとアメリカン・ボード
―来日米国人宣教師文書及びリーランド書簡(1880年10月17日付)の分析を通して
第7章 アマースト大学における体操プログラムの実験的試み
―会衆派ジャーナルにみる記事の分析を通して
ISBN:9784762025570
。出版社:学文社 (GAKUBUNSHA)
。判型:A5
。ページ数:258ページ
。定価:3800円(本体)
。発行年月日:2015年08月
。発売日:2015年08月10日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SC。