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早稲田教育ブックレット

若者の貧困と学校 12

監:早稲田大学 教育総合研究所

紙版

内容紹介

日本において、社会構造が急激に変動し少子高齢化が進行する中で、
日本の子どもの相対的な貧困率に関しては、OECD諸国の中で極めて高い水準にあり、
子ども、若者が貧困状態に置かれているといった状況が出てきている。
また大学の奨学金の返済、ブラックバイトなどといった負担がある社会的な背景のなか、
若者にとって希望が抱けない状況が生まれている。
こういった閉塞的な状況のなかで、若者はいかにして希望をもつことができるようになるのか、
そのために学校は何ができるのか、これらの問題について議論、検討した講演内容を収録した。

【執筆者】
小林敦子、大内裕和、青砥 恭、菊池栄治、油布佐和子

目次

はじめに  (小林敦子)

講演趣旨説明  (小林敦子)

奨学金・ブラックバイト・中間層の解体  (大内裕和)

学校からの排除と若者の居場所  (青砥 恭)

負の連鎖を断つ―高校における教育エンパワメントの試み―  (菊池栄治)

総括討論  (司会:小林敦子)

「若者と貧困」についての若干の補足  (油布佐和子)

著者略歴

監:早稲田大学 教育総合研究所
(わせだだいがく きょういくそうごうけんきゅうじょ)

ISBN:9784762025198
出版社:学文社 (GAKUBUNSHA)
判型:A5
ページ数:84ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2015年03月
発売日:2015年03月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBS