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ベーシック司書講座・図書館の基礎と展望 7

児童サービス論 7

監:二村 健
編:望月 道浩
編:平井 歩実

紙版

内容紹介

「図書館に関する科目」の必修科目のなかで、
〈図書館サービスに関する科目〉の区分に位置づく「児童サービス論」科目のためのテキスト。
図書館が学校教育を援助し、家庭環境の向上に資するためには、
図書館として子どもの学びにいかに寄り添うことができるかにある。
子どもの学びにコミットメントする図書館員の姿勢が問われているといえる。
保育・教育のまなざしをもちながら子どもの成長・発達に寄り添う「児童サービスによる支援」を考える。

【執筆者】
望月道浩、平井歩実、野口武悟、齋藤晴恵、清野愛子、長谷川優子、竹村和子

目次

シリーズ緒言
第7巻『児童サービス論』巻頭言

第1章 子どもにとっての読書の意義と図書館
 1.読書推進と児童サービス / 2.子どもにとってことばと読書 / 3.ことばから読書へ
 / 4.受動的な読書から自立した読書へ

第2章 児童・ヤングアダルトサービスの意義
 1.児童・YAサービスの考え方 / 2.児童・YAサービスの歴史 / 3.児童・YAサービスの意義

第3章 読書の発達段階と資料
 1.発達と発達段階 / 2.読書能力の発達段階 / 3.読書興味の発達段階 / 4.読書の発達を促す児童資料

第4章 乳幼児サービス
 1.ブックスタート / 2.地方自治体とブックスタート / 3.さらなる乳幼児サービスの展開

第5章 読み聞かせ・ストーリーテリングの意義と資料およびその実際
 1.読み聞かせ / 2.読み聞かせの実際 / 3.ストーリーテリング / 4.ストーリーテリングの練習

第6章 本の紹介(ブックトーク)の効果と実演
 1.ブックトークとは / 2.ブックトークの計画 / 3.ブックトークの実際

第7章 特別な支援が必要な児童へのサービス
 1.図書館利用の障害とは / 2.児童サービスはすべての児童のために
 / 3.児童の読書特性に応じたさまざまなバリアフリー資料

第8章 日本におけるヤングアダルトサービスの現状と課題
 1.YAサービスの方 / 2.YAサービスの実際 / 3.YAサービスの課題と展望

第9章 さまざまな児童・YAサービスの取り組み
 1.児童・ヤングアダルトサービスの取り組みと考え方 / 2.児童・YAサービスの具体的な取り組み
 / 3.新たな試み(ビブリオバトル)

第10章 学校・学校図書館との協働および家庭・地域との連携
 1.関係機関との連携の必要性 / 2.公共図書館における学校・学校図書館との連携
 / 3.子ども文庫との連携・協力 / 4.図書ボランティアとの連携・協力

第11章 読書世論調査にみる児童・ヤングアダルトの読書の実態
 1.読書調査 / 2.児童における実態 / 3.YAの読書実態調査

第12章 児童・ヤングアダルトへのレファレンスサービス
 1.児童・YAサービスとしてのレファレンスサービス / 2.児童へのレファレンスサービスのあり方
 / 3.YAへのレファレンスサービスのあり方

第13章 児童サービスにかかわる法と施策
 1.子どもの読書活動の推進に関する法律 / 2.文字・活字文化振興法
 / 3.国の「子ども読書活動推進基本計画(第二次)」の成果 / 4.地方の主要な読書振興計画
 / 5.読書振興計画の評価

第14章 児童サービスの施設・設備
 1.児童図書館に求められるスペース / 2.書 架 / 3.机と椅子
 / 4.おはなしのへや / 5.そのほか配慮すべきこと

第15章 展 望
 1.子どもの読書をとりまく社会環境の変化 / 2.子どもの読書とティーンズコーナー
 / 3.これからの児童サービス・YAサービス

巻末資料

著者略歴

監:二村 健
(にむら けん)明星大学教育学部教授。

編:望月 道浩
(もちづき みちひろ)琉球大学教育学部(学校教育教員養成課程)准教授。

編:平井 歩実
(ひらい あゆみ)明星大学教育学部教授。

ISBN:9784762021978
出版社:学文社 (GAKUBUNSHA)
判型:B5
ページ数:128ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2015年03月
発売日:2015年03月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:GL