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高等学校ICT活用で実現する 個別最適な学び・協働的な学び

編著:堂徳将人

紙版

内容紹介

2021年に発表された「令和の日本型学校教育」答申では、「全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現」という副題が付けられた。そして、この二つの“学び”の一体的な推進のためにICT活用が強調されている。
本書では、コミュニティスクールや遠隔授業等ICTを活用した実践を紹介しながら、高校での個別最適な学び・協働的な学びの実現について提案する。

目次

第1章 「個別最適な学び」「協働的な学び」をつなぐICT  堂徳 将人
1. 「個別最適な学び」「協働的な学び」とICT
2. 「個別最適な学び」「協働的な学び」を一体的に進めるためのICT

第2章 ICTを活用した高校づくり 鹿野 利春
1. 近未来のICTを考える
2. ICT活用の段階的導入の在り方
3. ICTを教室に入れるために

第3章 校長視点の教育ICT活用の軌跡 林 正憲
1.1人1台端末への校長としての対応
2.スクール・ミッションとICT活用
3. ICT教育の推進
4.パーパスを見失わないICT活用

第4章 地方型コミュニティ・スクールのICT活用の現状と課題
-北海道別海高等学校の取組 佐藤 一昭
1.道立学校初のコミュニティ・スクール
2.町・学校運営協議会との連携で始めたBYOD
3. BYODで実現する「個別最適な学び」と「協働的な学び」

第5章 遠隔授業におけるICTの可能性 元紺谷 尊広
1.北海道の遠隔授業の歴史
2. 「北海道高等学校遠隔授業配信センター」開設へ
3. 実際の遠隔授業
4. 遠隔授業で生徒の「個別最適な学び」「協動的な学び」の実現に向けて
5.受信校での取組

第6章 小・中学校の学びを高校につなげる 赤間 幸人
1. 「個別最適な学び」と「協働的な学び」の学習指導要領への位置付けとICT活用
2.GIGAスクール構想による1人1台端末整備
3. 小・中学校でのICT活用の実践
4. 小・中学校での遠隔教育
5. 高校はどう受け止め、つないでいくか、

おわりに

著者略歴

編著:堂徳将人
1956年、 北海道夕張市生まれ。 1978年、北海学園大学卒。 同年、 北海道立高等学校社会科(地歴・公民) 教諭、 1994年、北海道立教育研究所教育方法研究室長、北海道教育委員会高校教育課、道立高校教頭・校長等を経て、2008年から北海商科大学教授。入試・広報センター長、商学部長等を歴任し、2023年より北海商科大学学長に就任(兼学校法人北海学園常任理事)。
研究分野は公民教育学 (シティズンシップ)・クロスカリキュラム・教育経営学など。「光は北から」 をモットーに理論と実践の往還に基づく教育研究を進める。 総務省主権者教育アドバイザー (2017年~)、 北海道公民教育学会初代会長(2022年~)、全国私立大学教職課程協会副会長 (2023~)等も歴任。
著書に「公民教育の新展開」、「高校生を主権者に育てる」、「社会に開かれた教育課程を実現する高校」 (以上、学事出版)など多数。

ISBN:9784761929510
出版社:学事出版
判型:4-6
ページ数:176ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2023年08月
発売日:2023年08月03日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNT
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:JNU
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:JNW