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カラー版 図説 建築の歴史

西洋・日本・近代

編著:西田 雅嗣
編著:矢ヶ崎 善太郎

紙版

内容紹介

西洋建築史・日本建築史・近代建築史を、68のテーマで様式別に整理した定番の1冊、待望のオールカラー化。臨場感溢れる鮮やかなカラー写真から、国・時代の多様さを感じながらも、精細なイラストも豊富に盛り込み、複雑な様式や空間構成が一目で理解できるよう工夫を凝らした。歴史を体系的に理解できるコンパクトな一冊。

目次

■第1章 西洋建築史

〈1 古 代〉
1 記念性の表現 ──古代オリエント
2 権威の象徴としての巨大性 ──古代エジプト建築
3 円柱による形式美 ──ギリシア建築1
4 都市の構成と都市施設 ──ギリシア建築2
5 構造と装飾 ──ローマ建築1
6 建築のタイポロジー ──ローマ建築2
  ●人物でよむ建築史・ウィトルウィウス ── 「建築」の射程

〈2 中 世〉
7 キリスト教空間の出現 ──古代末期・中世初期の建築
8 ドームの建築 ──ビザンツ建築
9 バシリカ空間の展開 ──ロマネスク建築1
10 地域に根ざしたロマネスク建築 ──ロマネスク建築2
11 都市の大聖堂 ──ゴシック建築1
12 インターナショナルな様式 ──ゴシック建築2
   ●人物でよむ建築史・ヴィラール・ド・オヌクール ──ゴシック世界を映す万華鏡

〈3 近 世〉
13 再生される古代 ──ルネサンス建築1
14 イタリア・ルネサンスの盛夏と黄昏 ──ルネサンス建築2
15 移植される「ルネサンス」 ──ルネサンス建築3
16 歪んだ真珠 ──バロック建築1
17 古典古代という権威 ──バロック建築2
18 幻惑の空間 ──バロック建築3
19 古典の考古学的解釈 ──新古典主義建築1
20 古典の合理的解釈 ──新古典主義建築2
21 中世への回帰 ──歴史主義建築1
22 過去様式の多様化 ──歴史主義建築2
   ●人物でよむ建築史・アルベルティ ──「建築」を「芸術」にした『建築論』
■第2章 日本建築史

〈1 古 代〉
1 日本建築の曙 ──縄文・弥生・古墳時代の住居・集落
2 仏教建築の伝来 ──飛鳥・白鳳時代の寺院
3 鎮護国家と仏教建築の力強さ ──奈良(天平)時代の寺院
4 国風化の流れと密教空間 ──平安時代の密教寺院
5 建築と景観の融合 ──平安時代の浄土教寺院
6 国家的神社成立の契機 ── 古代の形式を伝承する神社
7 優美な杜 ──奈良・平安期成立の神社
8 一代一宮から千年の都へ ──古代の宮殿と都城
9 王朝絵巻の空間 ──寝殿造
  ●人物でよむ建築史・聖徳太子 ──建築で国を興した大工の祖

〈2 中 世〉
10 革新的な建築構造 ──大仏様の建築
11 禅宗の伝来と宋風伽藍の輸入 ──禅宗様の建築
12 和様の変化と新しい意匠感覚 ──新和様と折衷様
13 洗練化と新興の神社 ──中世の神社
14 座敷の成立と武家文化 ──北山文化・東山文化
15 庶民の住まい ──中世の民家
   ●人物でよむ建築史・重源・栄西 ──大陸の新風

〈3 近 世〉
16 戦国武将の象徴 ──城郭建築
17 権威と装飾 ──書院造
18 わびの造形 ──茶室
19 洗練美を求めて ──数寄屋風書院
20 庶民信仰と寺院建築 ──近世の寺院
21 霊廟と装飾 ──近世の神社
22 風土性の表現 ──近世の民家
23 人間らしさの展開 ──学校・大店・劇場・遊郭
   ●人物でよむ建築史・千利休 ──わび茶の大成と茶室の草体化


■第3章 近代建築史

〈1 西 洋〉
1 スチールの時代 ──産業革命以後の建築
2 中世を理想としたものづくり ──アーツ・アンド・クラフツ運動
3 世紀末の装飾芸術 ──アール・ヌーヴォー
4 芸術の革新 ──ウィーン・ゼツェッシオン/ドイツ表現主義
5 前衛としての建築 ──ロシア構成主義/デ・ステイル
6 幾何学形態による装飾 ──アール・デコ
7 有機的建築 ──フランク・ロイド・ライト
8 工場建築の理想形 ──ドイツ工作連盟/バウハウス
9 建築の詩学 ──ル・コルビュジエ
10 Less is More ──ミース・ファン・デル・ローエ
   ●人物でよむ建築史・マッキントッシュ ──芸術的空間の創造

〈2 日 本〉
11 異国との邂逅 ──洋風建築の出現
12 お雇い外国人たちの活躍 ──西洋建築技術の輸入
13 工匠たちの西洋建築 ──伝統技術の西洋化と擬洋風建築
14 日本人建築家の登場 ──西洋建築の理解と習熟
15 新しい技術の導入 ──耐震理論と新構法の展開
16 ヨーロッパ造形運動との接触 ──日本の表現主義
17 国家の建築的表現 ──震災の前後と帝冠様式
   ●人物でよむ建築史・伊東忠太 ──日本で最初の建築史学者

〈3 戦 後〉
18 近代の定着と技術の進歩 ──戦後の建築潮流1
19 近代を超える動き ──戦後の建築潮流2
20 復興と成長/空間カプセル ──戦後の日本建築1
21 戦後日本の住宅物語 ──戦後の日本建築2
22 建築の組み直し ──ポストモダンの建築1
23 建築と場所の再生 ──ポストモダンの建築2
   ●人物でよむ建築史・磯崎新 ──建築の仕掛人

著者略歴

編著:西田 雅嗣
京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科建築学部門・准教授
1958年生まれ.京都工芸繊維大学大学院工芸学研究科修士課程建築学専攻修了
編著:矢ヶ崎 善太郎
京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科建築学部門・准教授
1958年生まれ.京都工芸繊維大学大学院工芸学研究科修士課程建築学専攻修了.

ISBN:9784761532079
出版社:学芸出版社
判型:B5変
ページ数:184ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2013年12月
発売日:2013年12月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AM
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1KB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1D