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イラストでわかる空調の技術

改訂版

改訂監修:田ノ畑 好幸
著:中井 多喜雄
著:石田 芳子

紙版

内容紹介

現場の第一線の改訂監修者(竹中工務店設備系次長)を迎え、20年ぶり、待望の改訂版 。
親しみやすい文章とイラストで、初心者にわかりやすいと大好評。
空気調和設備のしくみと考え方を学ぶ一番やさしい入門書として、現場の技術者やメンテナンスの方に読み継がれてきたテキスト待望の改訂版。
最新データや法規に準拠し、イラストも含めて改訂するとともに、耐震や環境に配慮した新しい設備についても加筆した。

目次

改訂にあたって
初版へのまえがき
1章 空気調和のあらまし
1・1空気調和って何だろう
1空気調和とは
2温度のことを理解しよう
3空気中の水分は自在変化の忍者だ!
4相対湿度をよく理解しよう
5不快指数とは
6結露って何だろう
7気流とは風のこと?
8清浄度とは
9浮遊粉じんが人体に与える悪影響
10一酸化炭素は猛毒ガスだ!
11人間は二酸化炭素発生器だ
1・2熱の正体を知ろう
12“熱(鯉)の滝のぼり”はできない!?
13顕熱と潜熱の違い
1・3騒音はいらない!
14騒音とは
15騒音の表わし方
16防音の方法は
17防振対策
1・4換気は空気調和の大きな要素
18なぜ換気を行わなければならないか
19自然換気では換気量をコントロールできない
20機械換気でバッチリ快適換気!
1・5煙の正体と怖さを知ろう!
21煙の正体とその怖さ
22排煙設備の構成
2章 空気調和負荷のはなし
2・1冷房および暖房のあらまし
23冷房の方法は
24除湿によって快適冷房
25外気冷房って何のこと?
26暖房の方法
27加湿で快適暖房
2・2空調設計において熱負荷は大切
28冷房負荷って何だうう?
29暖房負荷では室内発生熱と太陽ふく射熱を計算に入れない
3章 空気調和の方式
3・1制御方式による空調方式の分類
30全体制御方式とは
31ゾーン制御方式は合理的
32用途別ゾーニングとは
33ホテルや旅館では個別制御方式
34単熱源方式と複熱源方式
3・2熱媒運搬方式による空調方式の分類
35熱媒運搬方式による空調方式とは
36全空気方式とは
37全水方式は大きいダクトスペースが不要だ
38空気・水方式とは全空気方式と全水方式の併用システム
39冷媒方式とは
40空気調和設備の装置
4章 空気調和機の構成と種類
4・1空気調和機をよく知ろう
41中央式空気調和機とは
42個別式空気調和機とは
43空気ろ過器の働き
44自動巻取り形フィルタは合理的
45空気冷却器には減湿器が不要
46空気加熱器には加湿器が必要
47加湿を行う方法
5章 熱源装置
5・1冷熱源装置とは冷凍機なのだ
48七変化する冷媒!
49冷凍機を構成するもの
50冷凍トンって何のこと?
51蒸気圧縮式冷凍機とは
52蒸気圧縮式冷凍機の法規制
53吸収冷凍機の仕組み
54冷凍機には冷却塔が必要
55冷凍機で暖房!? ヒートポンプのあらまし
5・2温熱源装置とはボイラなのだ
56ボイラは暖かい熱をつくり出す機械だ
57空調用ボイラとは
58ボイラの法規制
59法規制を受けなくてもよいボイラ? 温水ヒータのあらまし
5・3ボイラの燃料
60重油と灯油は液体燃料の代表
61気体燃料はクリーンエネルギーだ
62液体燃料の燃焼方法
63噴霧燃焼方式の燃焼装置
64気体燃料の燃焼方法
6章 熱運搬装置
6・1空気輸送の専用道路がダクトだ
65長方形ダクトは空気を低速輸送
66スパイラルダクトは空気輸送のハイウェイ
67用途によっていろいろに呼称されるダクト
68ダンパは空気輸送をスムーズにする交通整理のおまわりさん
69吹出し口は調和空気の供給口だ
70吸込み口と吹出し口が室内気流を均一にする
6・2送風機は空気の運び屋だ
71送風機、ファンとブロアどう違うの?
72軸流式送風機とは
73遠心式送風機は水車と同じ原理
74遠心式送風機の羽根は1年ごとに掃除しよう
6・3ポンプは水の運び屋だ
75タービンポンプとうずまきポンプ
76ポンプの揚程とは
6・4保温は人間が健康で活動するため着物を着るのと同じだ
77保温はエネルギーの無駄使いを防ぐ
78保温材
79保冷には防湿工事を忘れないで
7章 空気調和の自動制御
7・1自動制御のあらまし
80自動制御は花ざかり
81フィードバック制御は手動制御と同じだ
82シーケンス制御は結果について知らん顔
83インターロックは自動制御の安全弁だ!
84自動制御系の構成
85制御動作って何のこと?
86自動制御方式は自力式と他力式
7・2自動制御の基本
87室内の温・湿度制御は定風量方式
88温度制御は温度調節器と自動弁が活躍
89湿度制御の仕組み
90外気取入れ制御とは
91空気調和機の制御回路
8章 空気環境測定
8・1環境測定になれよう
92空気環境測定は定期的に実施する
93空気環境測定を行う場合の基本的条件
94浮遊粉じん量の測定
95一酸化炭素含有率の測定
96二酸化炭素含有率の測定
97アスマン通風乾湿計による温・湿度の測定
98気流の測定
◎付録
・Sl単位って何のこと?
・冷媒ガス種ごとの製造許可等、冷凍保安責任者選任等および定期自主検査
・燃料・電気の使用による二酸化炭素(CO2)排出量
索引
初版へのあとがき
改訂版へのあとがき

著者略歴

改訂監修:田ノ畑 好幸
大阪工業大学 都市デザイン工学科 非常勤講師(兼務)
1979年 株式会社竹中工務店入社
2003年 同社大阪本店設計部設備部長
2007年 同社大阪本店設備部設備部長
2010年 同社大阪本店次長、現在に至る
著:中井 多喜雄
1950年 京都市立四条商業学校卒業
垂井化学工業株式会社入社
1960年 株式会社三菱銀行入行
現在 技術評論家
〈おもな著書〉
『改訂版 イラストでわかる給排水・衛生設備のメンテナンス』
『改訂版 イラストでわかる空調の技術』
『改訂版 イラストでわかる給排水・衛生設備の技術』
『改訂版 イラストでわかる消防設備の技術』
『イラストでわかる建築電気・エレベータの技術』
『イラストでわかる空調設備のメンテナンス』
『イラストでわかる建築電気設備のメンテナンス』
『イラストでわかる消防設備士用語集』
『イラストでわかる管工事用語集』
『改訂版 イラストでわかる一級建築士用語集』
『イラストでわかる二級建築士用語集』(以上、学芸出版社)
『図解空調技術用語辞典(編著)』(日刊工業新聞社) 他多数
〈法定資格〉
建築物環境衛生管理技術者/建築設備検査資格者/特級ボイラー技士
第1種冷凍保安責任者/甲種危険物取扱者/特殊無線技士
著:石田 芳子
1981年 大阪市立工芸高校建築科卒業
二級建築士
現 在 石田(旧木村)アートオフィス主宰
〈おもな著書〉
『改訂版 イラストでわかる給排水・衛生設備のメンテナンス』
『改訂版 イラストでわかる空調の技術』
『改訂版 イラストでわかる給排水・衛生設備の技術』
『改訂版 イラストでわかる消防設備の技術』
『イラストでわかる建築電気・エレベータの技術』
『イラストでわかる空調設備のメンテナンス』
『イラストでわかる建築電気設備のメンテナンス』
『改訂版 イラストでわかる一級建築士用語集』
『イラストでわかる二級建築士用語集』
『イラストでわかる消防設備士用語集』(以上、学芸出版社)
『マンガ建築構造力学入門1、2』(集文社) 他多数

ISBN:9784761531980
出版社:学芸出版社
判型:B5
ページ数:216ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2012年04月
発売日:2012年04月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TNK