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解剖 早稲田建築・古谷研

古谷誠章の「人がありのままで育つ」チームのつくり方

著:仲 綾子

紙版

内容紹介

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プロフェッサーの作法を無批判にトレースするだけでもなく、
ボトムアップと称して学生の想像力の内側で停滞するでもなく、
大学という柔らかな実験の場の可能性を理解するためにも、広く読まれたい一冊である。
<藤村龍至・建築家/東京藝術大学准教授>
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ゼミ生100人、建築家・古谷誠章が率いる日本最大級の研究室では、不測の出来事や出会い、イベントが日々次々に起こる。この研究室が、建築はもとより多方面に、優秀でユニークな人材を輩出し続けるのはなぜか?ある大学教員が潜入し、古谷教授はじめ、ゼミ、プロジェクト、研究室ミーティングに密着した一年間のドキュメント

目次

プロローグ 古谷誠章と古谷研究室への問い

第1章 一〇〇人一〇〇通りの建築への道
第1節 「早稲田建築」をひもとく
第2節 研究室を支える縦横のネットワークと次々と飛び込んでくる人たち
第3節 まず、遊べ
第4節 そして、学べ
第5節 一人ひとりへのポジティブ・フィードバック──研究室ミーティング

第2章 研究も、設計も
第1節 研究への敬意
第2節 研究の蓄積から設計へ
第3節 発表への遠き道のり

第3章 現場が教えてくれること
第1節 産学協働事業──宮城県東松島市・森が学校プロジェクト
第2節 学生と協働するコンペ──蒲郡市西浦地区・学校複合施設プロポーザル

インタビュー実録──古谷誠章の本音

第4章 古谷誠章の輪郭
第1節 イッセイミヤケ
第2節 食いしん坊
第3節 プレゼンの名手
第4節 古谷さんが来れば大丈夫

エピローグ 遊びも学びも全力で

著者略歴

著:仲 綾子
東洋大学福祉社会デザイン学部人間環境デザイン学科教授。専門はこども環境、建築計画、建築設計。1993年京都大学工学部建築学科卒業、2002年東京工業大学大学院(仙田満研究室)修了。博士(工学)。環境デザイン研究所、厚生労働省を経て現職。こども環境学会理事、日本建築学会子ども教育支援建築会議事業部会長。著書に『保育園・幼稚園・こども園の設計手法』(編著)。2022年4月から1年間、サバティカルで古谷研に在籍。

ISBN:9784761528607
出版社:学芸出版社
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2023年09月
発売日:2023年09月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AM