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ポスト2020の都市づくり

他著:井口 典夫
他著:中村 伊知哉
他著:芹沢 高志

紙版

内容紹介

従来のハード開発とは違うソフト開発の分野から、まちづくりに関わる人が増えている。クリエイティブシティ、ポップカルチャー&テクノロジー、アートマネジメント、エンターテインメント、ブランディング、エリアマネジメントのエキスパートが実践に基づき提案する、ソフトパワーによるイノベーティブなまちづくり。

目次

序文「ポスト2020年」が意味するもの  水野誠一

1章 創造都市の理念と実際
1章 井口典夫
1 創造都市とクリエイティブ資本論
2 日本の都市づくり
3 協働型まちづくりのアプローチ
4 東京都心での実験
5 今後の展開

2章 都市の創造力を高める「ポップ」&「テック」
2章 中村伊知哉
1 創造的だが、創造的とは思っていない日本
2 創造力を発揮する都市とは
3 外国人が憧れる日本文化のクールさとは
4 コンテンツ産業を伸ばすための戦略
5 都市の成長を左右する情報テクノロジー
6 IoT、AIが日常化する社会の設計
7 デジタル・コンテンツ特区Cip
8 新しい文化・産業を生みだす超人スポーツ

3章 来たるべき計画者のために ~アートプロジェクトの現場から
3章 芹沢高志
1 計画者の矛盾
2 別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」 ─プライベートとパブリックの境界が溶ける場所
3 さいたまトリエンナーレ2016 ─柔らかな都市計画
4 三つの論点

4章 アートは地域に取り込まれるのか、地域はアートに力をもらえるのか
4章 玉置泰紀
1 アートとローカルはどこで出会ったか
2 アートはローカルの中でいかに闘ったか
3 アートがもたらす地域のメタ化

5章 街のブランディングとソフトインフラ
5章 小林洋志
1 都市のソフトインフラとは何か?
2 「Rising East」というまちづくりのコンセプト
3 まちづくりのパートナーとしての役割
4 エリアをプロモーションする
5 収益源としての三つのビジネス
6 エリアの価値を高めるプラットフォーム
7 まちづくりを自分事化する市民ファンド
8 ヒューマンネットワークによるブランディング

6章 動きだすパブリックスペースと運営組織のデザイン
6章 保井美樹
1 街のガバナンスと事業のマネジメント
2 ニューヨークにおける官民連携とエリア経営組織
3 日本における官民連携の始まり
4 エリアマネジメントへ
5 パブリックスペースを育てる組織づくり
6 エリアマネジメントのチャンス到来

7章 都市開発の変化とソーシャルハブの形成
7章 松岡一久
1 都市開発プロセスの変化
2 都市開発におけるソーシャルハブ
3 ソーシャルハブの形成に必要なこと

著者略歴

他著:井口 典夫
青山学院大学総合文化政策学部教授。1956年生まれ。東京大学卒業後、国土交通省入省。1994年青山学院大学に移籍。専門分野 は創造都市論、クリエイティブ経済論。著書に『青山文化研究』(宣伝会議)、訳書にリチャード・フロリダ著『クリエイティブ都市論』『新クリエイティブ資本論』(ダイヤモンド社)など。
他著:中村 伊知哉
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授。1961年生まれ。京都大学経済学部卒業。慶應義塾大学で博士号取得(政策・メディア)。1984年ロックバンド「少年ナイフ」のディレクターを経て郵政省入省。通信・放送融合政策、インターネット政策を担当。橋本行革で省庁再編に携わったのを最後に退官し渡米。1998年MITメディアラボ客員教授。2002年スタンフォード日本センター研究所長。2006年慶應義塾大学教授を経て現職。
他著:芹沢 高志
P3 art and environment統括ディレクター。1951年生まれ。神戸大学理学部数学科、横浜国立大学工学部建築学科を卒業後、リジオナル・プランニング・チームを経て、1989年P3 art and environmentを設立。アサヒ・アート・フェスティバル事務局長、横浜トリエ
ンナーレ2005キュレーター、別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」総合ディレクター、さいたまトリエンナーレ2016ディレクターなどを務める。

ISBN:9784761526498
出版社:学芸出版社
判型:4-6
ページ数:288ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2017年07月
発売日:2017年07月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TQS