1章 微生物学の基礎
1.1 薬学部で微生物学・感染症学を学ぶ意味
1.2 微生物の発見と微生物学の発展
1.3 微生物の範囲と分類
1.4 環境における微生物の役割
1.5 微生物の大きさ
1.6 真核生物、原核生物とウイルスの違い
1.7 正常微生物叢の役割
1.8 微生物とバイオセーフティ
COLUMN:A. Leeuwenhoek/コッホの四原則/L. Pasteur/北里柴三郎
2章 感染と発症
2.1 感染とは?
2.2 感染の経路と体内での広がり
2.3 感染症成立に至る要因
2.4 病原体の検出
COLUMN:ウイルス感染と干渉現象
3章 感染症対策
3.1 問題となる感染症
3.2 感染症に関する法律
3.3 感染症の予防
COLUMN:I. Semmelweis と F. Nightingale
4章 細菌学総論
4.1 細菌の分類と命名法
4.2 細菌の形と大きさ
4.3 細菌の構造
4.4 細菌の増殖
4.5 細菌の遺伝
4.6 細菌の病原因子
COLUMN:おいしいワインのつくり方!?/大腸菌 は腸内に少ない!?/分裂時間より長い複製時間
ADVANCED:宿主細胞に毒素を直接注入する細菌もいる
5章 病原性細菌各論
5.1 グラム陽性菌
5.2 グラム陰性菌
5.3 マイコプラズマ
5.4 リケッチアと類縁微生物
5.5 クラミジアとクラミドフィラ
COLUMN:メチシリン/腸管出血性大腸菌/ 志賀潔/サルモネラ属の菌の呼称/チフスのメアリー/ペスト菌/霊菌とプロジギオシン/腸炎ビブリオの発見/梅毒の伝播/野口英世と「黄熱病とらせん菌/「ほぼ人工生命」完成!?
ADVANCED:緑膿菌の抗菌薬耐性化メカニズム/赤痢菌の病原因子
6章 ウイルス学総論
6.1 ウイルスの特徴
6.2 ウイルスの構造
6.3 ウイルスの分類
6.4 ウイルスのゲノム
6.5 ウイルスの培養と定量法
6.6 ウイルスの増殖と細胞の変化
6.7 ウイルスの生体への感染と病原性
COLUMN:ウイルス研究がもたらした生命科学分野への影響
7章 病原性ウイルス各論
7.1 DNA ウイルス
7.2 RNA ウイルス
7.3 肝炎ウイルス
7.4 プリオン
COLUMN:ノロウイルス食中毒の報告件数と患者数/風疹ワクチンの変遷/黄熱ウイルスと野口英世/日本脳炎のワクチン/スペイン風邪/シアル酸と宿主/高病原性と低病原性/抗原変異/狂犬病の恐ろしさ/日本人と成人T 細胞白血病
8章 真菌学総論
8.1 真菌の特徴
.2真菌の生活環
8.3真菌の分類
8.4真菌の形態
8.5 真菌の構造
8.6 真菌の増殖と代謝
8.7 おもな真菌症
8.8 おもな病原性真菌
8.9 真菌の検査・検出法章末問題
COLUMN:多剤耐性真菌
9章 感染症の治療薬
9.1 抗菌薬総論
9.2 抗菌薬各論
9.3 抗菌薬の副作用
10章 感染症治療学
10.1 感染症治療のポイント
10.2 細菌感染症の病態,予防と薬物治療
10.3 ウイルス感染症およびプリオン病の病態,予防と薬物治療
10.4 真菌感染症の病態,予防と薬物治療
COLUMN:NNTの考え方/PK/PD 理論の科学的 根拠に基づく用法・用量の改善/耐性菌出現抑制のための服薬コンプライアンス/ヘリコバクター・ピロリ感染症の除菌療法/ヒト喰いバクテリア/骨 髄炎/タミフルと異常行動/爪白癬とその治療薬
ADVANCED:骨盤内炎症性疾患
11章 寄生虫感染症と病態,予防,治療薬
11.1 原 虫
11.2 蠕 虫
COLUMN:オンコセルカ症とイベルメクチン
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