植物のゲノム編集 実験プロトコール
編:原 奈穂
編:雑賀 啓明
編:土岐 精一
内容紹介
本書は,植物を材料として「ゲノム編集」を行うためのプロトコール集である.シロイヌナズナ,イネ,トマト,タバコといった主要種を中心に,植物での実験独特のTipsや技術を詳しく紹介する.メーカーの説明書には載らないようなコツや,失敗例なども記載することにより,ユーザーフレンドリーな実験手引書となっている.また,CRISPR/Casだけでなく,TALENによるゲノム編集の有用性を示している点が他書に類を見ない.
目次
PartⅠ 基礎編
1章 ゲノム編集概論(根岸克弥、助川 聖、廣瀬咲子、雑賀啓明)
PartⅡ 総論
2章 ゲノム編集実験をはじめる前に(雑賀啓明、廣瀬咲子)
3章 TALENsベクター構築法(島田浩章、小野寺瞳)
4章 CRISPR/Cas9ベクター構築法(根岸克弥、遠藤真咲、賀屋秀隆)
5章 変異検出法(原 奈穂、雑賀啓明)
6章 外来DNA検出法(伊藤 剛)
PartⅢ 各論
7章 シロイヌナズナの標的変異(賀屋秀隆)
8章 イネの標的変異(横井彩子、廣瀬咲子)
9章 イネの標的組換え(ジーンターゲティング) (横井彩子、遠藤真咲、雑賀啓明)
10章 コムギの標的変異(アグロバクテリウム法) (安倍史高、石田祐二、小鞠敏彦)
11章 オオムギの標的変異(久野 裕)
12章 ダイズの標的変異(山田哲也)
13章 タバコの標的変異(吉田哲也、石橋和大)
14章 トマトの標的変異(野中聡子、伊藤康博、江面 浩)
15章 バレイショの標的変異(梅基直行、安本周平、村中俊哉)
16章 ブロッコリーの標的変異(奥崎文子、肥塚信也)
17章 ニンジンの標的変異(廣瀬文昭、市川裕章)
18章 培養を使わないin planta ゲノム編集技術(iPB法)(黒木美沙、濱田晴康、今井亮三)
付録(培地の調製法、主要な略語一覧、用語解説、索引)
ISBN:9784759820881
。出版社:化学同人
。判型:B5
。ページ数:192ページ
。定価:6000円(本体)
。発行年月日:2022年10月
。発売日:2022年12月25日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PST。