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ぜったい成功する!はじめての学会発表

たしかな研究成果をわかりやすく伝えるために

著:西澤 幹雄

紙版

内容紹介

学会発表をするにはどれくらい研究をやったらいいの? 学会発表の応募はどのようにすればよい? 要旨はどんなふうに書くの? 発表当日はどんな準備が必要? 研究発表をめぐる初歩的な疑問の数々を解決し,ワンランク上の魅力的な発表にするためのコツ,教えます.

目次

1章 学会発表を意識しよう
01.研究はおもしろい―多くの人に知ってもらおう―
02.実験データをためよう!―データがあるから新しいアイディアがわく―
03.研究は発表することに価値がある―研究報告は学会発表につながる―
04.学会で発表をして実力アップ―研究発表は自分自身への挑戦―
なんでもQ&A SPECIAL EDITION 大学と企業の役割の違いは何ですか?/外国の大学は卒業するのが大変なの?

2章 学会発表に応募しよう
05.まず先生と相談しよう!―学会発表の三つのポイントをクリア―
06.ポイント❶研究結果は発表できるレベル?―研究結果のWhat's newは?―
07.ポイント❷発表する学会を選ぼう!―学会の種類はどれだけ?―
08.ポイント❸学会の応募要項を調べよう!―しめきりには遅れないように―
なんでもQ&A SPECIAL EDITION なぜラボの当番をしなければならないの?/土曜日や日曜日にも実験をしなければいけないの?

3章 要旨を書いてみよう
09.まず下書きを書いてみよう!―あとで基本構成にはめこもう―
ピックアップコラム 謎解きのしかた(科学的推論と仮説の検証の例)
10.科学的推論で要旨を直そう!―三つのステップで確認しよう―
11.ステップ❶科学的根拠を示そう!―理由があるから主張ができる―
12.ステップ❷自分のアイディアを示そう!―仮説がなければ主張じゃない―
ピックアップコラム 無理のない仮説とは?
13.ステップ❸推論にしたがったストーリーを考えよう!―データを並べかえてみよう―
ピックアップコラム これが主張?
14.要旨をブラッシュアップしよう!―発表成功への近道―
ピックアップコラム 要旨のブラッシュアップのしかた

4章 発表の準備をしよう
15.研究の目的をはっきりさせよう!―何を説明したい?―
16.発表用のポスター・スライドをつくろう!―要旨とストーリーファイルにそってつくろう―
ピックアップコラム ポスターパネルとスライドの構成
17.発表原稿を書こう!―パネル・スライドごとに書こう―
18.発表のキーワードは専門用語―背景のオリエンテーションが大切―
19.予行演習をしよう!―質疑応答も練習―
ピックアップコラム 学会ではどんな質問をされるの?
ある日のアツキ研究室EXPANDED EDITION ポスター発表10のルール

5章 いざ、発表当日!
20.忘れ物はない?―持ち物を確認しよう―
21.早めに会場に行こう!―遅刻厳禁―
22.ポスター・スライドの準備をしよう!―発表までにすることがある―
23.質疑応答の内容を書きとめよう!―発表は研究内容を改善するチャンス―
ある日のアツキ研究室EXPANDED EDITION 自分の考えを伝えるために大切なこと

6章 魅力的な発表にしよう
24.ポイント❶たしかなデータ―いちばん大切なこと―
25.ポイント❷ストーリーがわかるように説明しよう!―聴衆が納得できるように―
26.ポイント❸わかりやすく説明しよう!―原稿のブラッシュアップと説明のコツ―
27.ポイント❹自信をもって発表しよう!―発表態度も大切―
ピックアップコラム 要旨と発表原稿とパネル・スライドとの関係

7章 研究の質を高めよう
28.最適条件をさがそう!―パイロット実験で急がば回れ―
29.面倒くさがらずに実験しよう!―粘れば必ず結果が出るよ―
30.実験プランを立てよう!―どの実験をするか、実験ノートで管理しよう―
31.実験は早い、安い、うまい―実験が上手になるには―
ある日のアツキ研究室EXPANDED EDITION 研究の第2法則の意味は

8章 英語で要旨を書こう
32.自然科学に英語は必須―英語とは一生のつきあい―
33.国内学会でも英語の要旨が必要!?―グローバル化の流れ―
34.今もっている英語力でベースになる―わからない単語は調べればよい―
35.まずは書いてみよう!―日本語要旨を英訳すべし―
36.英文要旨のブラッシュアップをしよう!―じつは日本語での理解度が大切―
なんでもQ&A SPECIAL EDITION 英文校閲サービスを使ってもいいですか?/自動翻訳を使ってもいいですか?
ある日のアツキ研究室EXPANDED EDITION なぜ「示唆される」んですか?

9章 英語の発表に挑戦!
37.一番いいたいことを理解してもらおう!―準備は日本語のときと同じように―
38.自信をもって発表しよう!―会場では発表者が主役―
39.やっぱり内容勝負!―国際会議の英語はなまりだらけ―
40.何度も挑戦しよう!―失敗しなきゃ成長しない―
なんでもQ&A SPECIAL EDITION 「プロジェクト発信型英語プログラム」って何?/TOEICテストは受けたほうがいいんですか?

付録 発表に役立つ! 理系の基本動詞40

ISBN:9784759819304
出版社:化学同人
判型:A5
ページ数:128ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2017年05月
発売日:2017年05月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PD