序章.古典論の危機と量子論の誕生
I部 量子論の創始者としてのアインシュタイン
1.アインシュタインによる革命……粒子としての光
2.ボーアによる革命……飛躍する量子
3.アインシュタインによる二度目の革命……因果律の危機
<コラム>アインシュタインvs.ニュートン
II部 量子力学の誕生
4.量子力学の完成……ついに全貌を見せた新しい力学
5.不確定性関係の発見……位置と運動量は同時に測定できない
6.相補性概念の発見……測定装置と対象は切り離せない
<コラム>アインシュタインvs.マッハ
III部 量子力学の反対者としてのアインシュタイン
7.可動式二重スリットの思考実験……不確定性関係は成り立っているか
8.光子箱の思考実験……相互作用なしで測定は可能か
9.EPRの思考実験(1)……量子力学は完全か
10.EPRの思考実験(2)……自然界に非局所性はあるのか
<コラム>アインシュタインvs.ヒューム
IV部 アインシュタインはまちがっていたのか
11.多世界解釈と軌跡解釈……量子力学の解釈のさまざまな試み
12.時間対称的な解釈……過去と未来が現在を決める
※ブックガイド/付録解説/参考文献リスト