IMADR-JCブックレット 14
平和は人権
普遍的実現を目指して
編:反差別国際運動日本委員会
紙版
内容紹介
国連および国際市民社会で「平和への権利」の概念構築がすすめられている。そうした流れを概観するとともに、日本国内外の人権に関わるさまざまな活動現場からの報告をもとに人権の視点から「平和への権利」とは何かを問う。
目次
■Part1“平和への権利”の議論とその背景
序文:平和への権利-その性質と範囲.....マリオ・ホルヘ・ユーツィス
「世界人権宣言」から「平和への人権世界宣言」....テオ・ファン・ボーベン
平和への権利と「平和的生存権」-人権の第四世代の形成期を迎えて-....武者小路公秀
人民の平和への権利国連宣言のために....前田朗
■Part2“平和に生きる権利”を阻むもの
ダリット女性-貧困とグローバル化....ブルナド・ファティマ・ナティサン
統合されたヨーロッパで続発するロマ差別....金子マーティン
アフガニスタン、女性差別と暴力の実態....川崎けい子
平和に生きる権利を阻むもの・沖縄-日本人の意識と米軍基地の存在-....喜久里慶子
子どもの商業的性的搾取の実態....藤原志帆子
排除され抑圧される朝鮮学校の問題より....江頭節子
■資料編
人民の平和への権利に関する人権理事会諮問委員会進展報告書(A/HRC/17/39)
人権および平和への権利をめぐるこれまでの世界と日本の動き