開拓社 言語・文化選書 38
対人関係の言語学
ポライトネスからの眺め
著:福田 一雄
紙版
内容紹介
沈黙するか、そっと伝えるか、ずばり言うか、それとも意図を明示し、かつ聞き手に配慮して話すのか。本書は、言語の対人関係的機能をBrown and Levinsonのポライトネス理論から考察しています。ポライトネスは、敬語や「丁寧さ」とどう違うのでしょう。理論言語学的議論に加えて、筆者の私的視点も思い切って導入している点が本書の特徴です。楽しく読める語用論の入門書です。