出版書誌データベース

英語の歴史における言語接触をテーマとした論文集。理論的立ち位置の異なる著者たちが、古英語から18世紀に至るまでの英語の語彙・文法・語法・綴り字に見られる変異と変化にまつわる諸問題を、二言語使用・多言語使用状況との関わりから論じる。手書き写本から印刷本へのメディアの大変革、翻訳の営み、多言語状況に生きる人々の言語使用と社会の関わりといったトピックは、現在の世界を取り巻く言語状況にも通底するものである。

編：内田　充美
内田 充美　関西学院大学社会学部 教授。コーパスを利用した言語学（主に現代英語と、英・仏語比較研究）が専門。

編：家入　葉子
家入 葉子　京都大学大学院文学研究科 教授。文献研究およびコーパス利用による英語史（現代英語を含む）が専門。

編：Lawrence Schourup
Lawrence Schourup　大阪府立大学 特命教授／名誉教授。ディスコースマーカーの意味論と語用論、詩学、音韻論、オノマトペが専門。