01 レジェンドに聞く! これまでの医療、これからの医療
Special Interview 福井次矢先生 パイオニアとしての歩み
若き日に立てた目標を次々と実現し、現代の日本医療を築く。そこにあった思いと、揺るぎない信念の源とは。
02 時代を先取る医師の さまざまな働き方にZOOM
Chapter 1 世界で活躍する医師になりたい!
Special Interview 田端 実先生 未来を明確に見据えた戦略を立てる
海外留学で20代から心臓手術を執刀する機会を得て腕を磨き、大学院で公衆衛生学も学び、帰国後は最先端心臓手術の普及や画期的な診療システムの導入などで精力的に活躍。その目に映る未来とは。
Special Interview 矢野晴美先生 情熱に従い、自分にしかできないことをする
「世界とつながる仕事がしたい」。米国へ臨床留学し、感染症科を選ぶ。帰国後は、日本感染症教育研究会(IDATEN)や国際医療福祉大学医学部の立ち上げなど、医学教育に尽力。その情熱の源をひもとく。
堀越裕歩先生 「とにかくやってみる」チャレンジ精神の大切さ
世界中を飛び回って培った視点を活かして、 日本各地に小児感染症科を広め、小児感染症専門医制度を立ち上げる。
岡和田 学先生 カンボジアのスタッフとともに「世界一信頼される病院」を目指して
「とにかく世界へ出てみよう」。ビジネススクールで経営学を学んだことで視野とチャンスが広がり、アジアへ!
Column 和足孝之先生 なぜ、ただの総合診療医が医療の質と患者安全へ向かうのか
TOPIC AI時代に医療はどうなる?
Special Talk 青木 眞先生 × 藤沼康樹先生 × 内藤俊夫先生 情熱をもち続けるためのヒント
AI時代だからこそ大切にしたい、現場に行くこと、想像力を養うこと、「本当の人脈」を築くこと。
Interview 原田侑典先生 AIと協働して診断する時代に
「ひとは誰でも間違える」― 医療の世界、そして総合診療科の大きなテーマである「診断エラー」。AIは診断エラーを解消しうるのか。
Chapter 2 地域で活躍する医師になりたい!
Special Contribution 渡部和巨先生 総合病院が見据える未来
地域になくてはならない「断らない医療」はいかに実践されたのか。
小林正宜先生 巻き込む力と情熱が原動力
「KISA2隊大阪」「つながるちからフェス」はどう生まれた? 地域医療を目指した理由、総合診療医だからこそ踏み出せたキャリア。
月永洋介先生 地域全体を病棟のように診る
在宅医療はあきらめの医療でない。がん治療を専門にしてきたからこそできる在宅緩和医療。
TOPIC やっぱり憧れ! 救急医になりたい!
Special Contribution 林 寛之先生 迷った挙句の君の選択は常に正しい
人生、思うようにいかないから、面白い♪
坂本 壮先生 情熱的かつクールに
研修医を即戦力まで急成長させる教育とレクチャーのコツ
山口順子先生 「救える救急医」であり続けるために
災害医療への取り組み、地域連携の試み。
TOPIC やっぱり憧れ! スポーツドクターになりたい!
齋田良知先生 前例の有り無しにかかわらず挑戦する
Jリーグチームドクター、さらには欧州のトップクラブにも帯同。怪我が原因でスポーツ活動を続けられなくなるアスリートをなすくために、再生医療にも取り組む。
福島理文先生 「循環器内科スポーツドクター」という働き方
整形外科医ではなくてもスポーツ医療に携わることができる。サッカー日本代表ドクターとしての働き方。
Chapter 3 大学で日本をリードする医師になりたい!
Special Interview 平田幸一先生 次世代リーダーが世界で戦うためには
「不確実性に強いこと」「チームワーク」「オンリーワンであること」「世界を知ること」。頭痛治療のパイオニアとして、大学を率いるリーダーとして、組織をトップに近づけるための方法とは何か。
奥村恭男先生 チームで実現する大きな未来
カテーテルアブレーション多施設共同研究を成功させた、「多くの医師を巻き込む」パワー。
皿谷 健先生 呼吸器疾患は“全身疾患の窓”
患者の多種多様な人生観/死生観、価値観を感じて、最善の解を見つける努力をすること。
片岡仁美先生 開かれたドアにYes!
医師のプロフェッショナリズムを次世代に伝えるとともに、女性医師や、地域医療に貢献する医師の支援に取り組む。
TOPIC 研究で医療の未来を明るく変えたい!
Special Interview 美田敏宏先生 NEJMに論文が掲載! 世界で注目されるオンリーワンの熱帯病研究
ウガンダでのマラリア薬剤耐性原虫の発見がNEJMに掲載。基礎研究者に必要な資質とは何か?
Special Interview 森本 剛先生 NEJMに論文が掲載! 「人と違うこと」を恐れない強さ
世界で最も権威のある医学雑誌への掲載の秘訣は、「臨床研究のプロセス全体を理解したリーダーが研究チームをマネジメントする」こと。
真田昌爾先生 研究者と同じ目線に立ち、臨床研究を盛り上げたい
基礎医学、臨床医療、保健衛生、医療行政、すべて根本は同じ。あらゆる知識を動員し、研究者とともに走り抜ける。
野島正寛先生 医師として生物統計家として、オールマイティに臨床試験に関わる
統計学を理解するのは難しい。わかりやすく人に伝えるのはもっと難しい。だからこそ医師であることが強みに。
Chapter 4 行政で活躍する医師になりたい!
新谷幸子先生 厚生労働省で働く
国民が健康な毎日を過ごすために制度から関わる、医系技官という仕事。
清水 忍先生 医薬品医療機器総合機構(PMDA)で働く
審査業務とアカデミアにおける実用化開発支援の魅力。
鶴見晴子先生 日本医療研究開発機構(AMED)で働く
医療系ファンディングエージェンシーというキャリアパス。
Chapter 5 開業して、自分の理想の医療を実現する医師になりたい!
尹 玲花先生 病院に行くことが少しでも快適であってほしい
総合病院の勤務医から開業医へのキャリアチェンジ。クリニック経営の魅力は「自分の医療への思いを存分に叶えられる」こと。
岩山隆憲先生 とことんこだわってこそ形成外科
「自分たちの患者さんを信頼して紹介し合いたい」。個人クリニックの集合医療モールの実現。形成外科医として追い求める理想。
Chapter 6 企業で活躍する医師になりたい!
古澤嘉彦先生 企業の立場での医療への貢献。メディカルエキスパートという働き方
日本医療研究開発機構(AMED)から大手製薬企業へ。さまざまなフィールドでの経験をもとに、医療を動かすプレイヤーとなる。
Chapter 7 ベンチャー企業を立ち上げて革新的アイデアを実現したい!
Interview 荘子万能先生 境界線をいかになくしていくか
「か」を「と」にしたい―。社会と医療のあいだをつなぐ視点から、プロダクト、アプリ、サービス開発で、「あたらしい医療」を実現する。
Interview 竹田陽介先生 誰かと楽しい時間を共有するプロセスが、社会を変える力になる
病院マーケティングサミットJAPANが企む「進化論」。
Column 迫田邦裕先生 社長と医師の二刀流
TOPIC 「働き方改革」時代のワーク・ライフ・バランスを考える
長坂安子先生 女性医師の生きる道に正解はあるのか
職業か家庭かという二者択一ではない考え方。
小和瀬桂子先生 好奇心を優先して「フラフラする」ことが道を切り開く
「基礎研究か臨床か」「専門領域はどう選ぶか」「仕事か家庭か」 答えのない問いをどう考える?