序文に代えて 小児科はここがおもしろい
I 子どもを診る前に知っておきたいこと
発達を学ぶ目的 子どもがわかれば、人間がわかる
発達は点ではなく、線で理解する
4つのカテゴリー(身体的発達、知的発達、言語発達、社会情動的発達)で観察する
[ちょこっとメモ]発達評価基準
[ちょこっとメモ]発達のマイルストーン
0〜1 カ月児の発達 人生のなかで最も成長する時期
体重増加、哺乳
30〜40±10 g/日増えていれば OK
増えていないときに考えること:哺乳・吸収・疾患
嘔吐、排便・排尿
赤ちゃんには生理的な胃食道逆流がある
哺乳後に排気(げっぷ)させる理由
病的な嘔吐って?
1〜4カ月児の発達 赤ちゃんらしい可愛さが出てくる時期
体の特徴
体重増加が緩やかに(1 日 15〜30 g 程度に)
頭位よりも胸囲のほうが大きくなる
腹臥位で頭を支えられるように
原始反射はいつごろ消失する?
身体的発達
頸のすわり(定頸)は 4 カ月までに完成する
〈これがコツ〉頸のすわりをチェックする方法
知的発達
コリック(colic):泣き止まない原因がわからないことがある
言語発達
クーイング(cooing):「あ〜」「く〜」と声を出す
社会情動的発達
笑顔が見られるようになる。 追視をするようになる
3〜4カ月児の視力は0.1ぐらいしかない
〈これがコツ〉 追視をチェックする方法
音源定位:音がする方向を振り向く
〈これがコツ〉 聴覚をチェックする方法
5〜7カ月児の発達 一人での移動が始まる時期
身体的発達
原始反射がなくなる
ずり這いが始まる
座位がとれる
ものを掴み舐めて確かめる
腹臥位姿勢がしっかりする
[ちょこっとメモ] 腹臥位は月齢によってどう変わる?
知的発達、言語発達、社会情動的発達
人見知りの始まり
〈これがコツ〉 どうしたら赤ちゃんを泣かせないで診察できる?
[ちょこっとメモ] 乳幼児突然死症候群
事故が増える!
〈これがコツ〉 虐待を疑うには
8〜11 カ月児の発達 つかまり立ちが始まり、小さなものが 摘めるようになる時期
身体的発達
四つ這い(はいはい)が始まる
つかまり立ち・伝い歩きが始まる
〈これがコツ〉 足底過敏がある赤ちゃんのケア
指で小さなものを摘む(手指の巧緻運動)
知的発達、社会情動的発達
人見知り、後追いが始まる
動作模倣:やって見せると真似をする
言語発達
「ママ」「マンマ」と発声する
1〜2歳児の発達 一人歩き、一人遊びが始まる時期
身体的発達
粗大運動:一人歩き(独歩)が始まる
〈これがコツ〉 つま先歩行(toe-walking)があるとき
微細運動:道具を使えるようになる
知的発達
応答したり、ごっこ遊びができる
言語発達
言語を理解して、意味のある言葉を発するように
[ちょこっとメモ] 化膿性股関節炎? つま先歩行?
2〜3歳児の発達 やりとりが巧みになり、走る・跳ぶができる時期
身体的発達
粗大運動:「歩く」を応用した動きができる
微細運動:服が脱げるようになる
知的発達
視覚による認知:ものの形がしっかり理解できるようになる
言語発達(言語理解)
主要な単語が理解できるようになる
2つの指示を理解して行動できる
絵本で「果物・動物」の指差しができる
「もう一つ」がわかる 簡単な形容詞がわかる
言語発達(言語表出)
言葉が急激に増えることも
YES が答えられるように
社会情動的発達
やりとりがさらにできる 自己中心的な「貴族時代」
[ちょこっとメモ] 自閉症スペクトラム児とのやりとり
3〜4歳児の発達 人の気持ちがわかるようになってくる時期
身体的発達
粗大運動:「3」に掛けて覚える
微細運動:自分でできるけれど、仕上げは親が
〈これがコツ〉 微細運動を覚えるコツ
知的発達
ものの用途を理解できる
時間や数字、形容詞の概念がわかる
人の気持ちがわかるように
言語発達
3語文で具体的な会話ができる
〈これがコツ〉 「人の表情や状況の理解」をみる
社会情動的発達
身の回りのことを自分でやりたがる
まだまだ貴族時代。でも周りの状況がわかるように
4〜5歳児の発達 お兄さん・お姉さんらしく、自分一人でできる時期
身体的発達
粗大運動:大人と同じような行動ができる
微細運動:きれいに複雑なことができる
知的発達(知覚機能)
視覚認知や状況理解が伸びる
言語発達
5W1H が使え、日常会話ができる
社会情動的発達
状況を判断して行動できる、我慢ができる
5歳児の発達 就学前健診で評価すべきこと
会話
動作模倣
協調運動
概念
行動制御
子どもはみんなそれぞれの個性をもっている
学童期の発達 さまざまな経験を通じて自尊心が育つ時期
学童期前半(6〜8 歳)
子どもの経験を意味付けするのは保護者
長女が 7 歳半のときに一人で飛行機に乗ったエピソード
学童期後半(9〜11 歳)
自己判断して行動し、その責任をもつ
足の痛みを訴える 10 歳の男の子のエピソード
思春期の発達 自分とは何者かを知る時期
前期思春期(11〜14 歳)
中期思春期(15〜17 歳)
発達についてのまとめ
小児の救急診療 ABCDEの活かし方
まずは緊急度の評価
緊急度はぱっと見の第一印象と一次評価(ABCDE)で診る
〈これがコツ〉 なぜ ABCDE か?
一次評価(ABCDE)の診かた
A 気道:特に緊急度が高い異常
B 呼吸:SpO2 はだけで呼吸を評価しない
C 循環:血圧が下がってからでは遅い
D 神経:不機嫌は意識障害と考える
E 全身観察:緊急度の高い紫斑・紅斑はあるか?
一次評価(ABCDE)への介入
A の異常への介入:安静、吸引、肩枕
B の異常への介入:酸素投与
C の異常への介入:輸液
D の異常への介入:ブドウ糖投与、気管挿管
E の異常への介入:C の安定化のために解熱薬投与
二次評価:ABCDE の原因を検索する
病歴聴取(SAMPLE)から鑑別疾患を絞る
〈これがコツ〉 小児の救急診療まとめ
小児救急の心構え:家族が緊急と思ったら緊急
〈これがコツ〉 さらに勉強したい人のために:鉄原の編集した本
小児の感染症診療 小児には感染症診療の原則が使いにくい
小児感染症診療はなぜ原則通りに行われない?
子どもの感染症第 1 位、風邪! 原因ウイルスはわからないことがほとんど
では、風邪とは何か?
自然軽快するのが風邪
小児では培養検査施行が難しい
小児感染症診療の原則
成人では感染症診療の三角形がよく用いられる
小児感染症では三角形が決まりにくい
小児感染症は楽しい上質な即興ライブ!
感染症診療における情報収集
事前確率を想定する
曝露情報の収集方法
〈これがコツ〉 問診は最高の検査ツールの一つ!
流行状況の情報収集方法
Treat or not treat
抗菌薬の必要性/不必要性
各疾患で抗菌薬が必要になるときを理解するにはガイドライン!
〈これがコツ〉 小児感染症の勉強方法
小児のオンライン医療相談 手のひらに、小児科医
妊娠、出産、子育ての安心を誰にでも、どこに住んでいても
用語の確認「遠隔健康医療相談」とは?
海外では小児科研修に遠隔医療が組み込まれ始めている
なぜ診療ではなく、相談なのか
[ちょこっとメモ] 産婦人科オンライン、小児科オンラインとは
オンラインのコツは対面にも活かせます
オンライン医療相談のコツ 7 選(全相談方法共通)
①相談開始時に自己紹介をしているか?
②相談者がどんなアドバイスを求めているか確認できているか?
③適切な共感の言葉を伝えているか?
④良い話し手よりも、良い聞き手を目指す
⑤適切な言葉遣い・わかりやすい言葉を用いているか?(難しい医学用語を羅列していないか?)
⑥十分な量の説明ができているか?
⑦相談者の不安の解消は確認できているか?
オンライン医療相談のコツ(チャット編)
チャットの返信はスムーズか?
相槌や補足的な投げかけをしているか?
オンライン医療相談のコツ(メール編)
文字数は適切か?
漢字を多用していないか?
箇条書きや段落分けをうまく活用しているか?
オンライン医療相談のコツ(音声通話編)
声のトーンは少し上げる
声の抑揚を意識する
オンライン医療相談のコツ(ビデオ通話編)
相手を見下ろす視線になっていないか?
カメラに近づきすぎていないか?
背景に生活感のあるものは映り込んでいないか?
[ちょこっとメモ] オンライン医療相談で産後うつハイリスク者を 2/3 に減少 ―ランダム化比較試験―
オンライン医療相談に寄せられる相談
最多は育児相談
レッドフラッグを見逃さない
相談例と解答例のご紹介
相談例①(メール相談)生後 9 カ月 男の子 離乳食についての相談
相談例②(メール相談)生後 5 カ月 女の子 成長発達について
相談例③(チャット相談)3 カ月 男の子 あざが消えない
[ちょこっとメモ] オンライン医療相談でアトピー性皮膚炎の発症を押さえる可能性 —ランダム化比較試験—
II 小児科診療を始める前に知っておきたいこと
診察を始める前の「準備」
診察の流れ:「問診」→「身体診察」→「説明」
診察を始める前の「準備」
場面と目的の再確認
鑑別疾患の想起「もしかするとこんなエピソードがあるかもしれない」
フレームワークを利用する
状況を俯瞰する
〈これがコツ〉「VINDICATE」と「解剖学的アプローチ」
問診(コミュニケーション)
問診を通して信頼関係を構築する
問診の型
自己紹介:まずは関係を確立する
来院に至った経緯:経過のグラフを描くことを目標に、Open question で始める
そのほかの症状:Review of systems(ROS)
〈これがコツ〉 「SIQORAAA シッコラー」
〈これがコツ〉 「THENFRCSPUBSAWED ゼンフラクスパブソウド」
そのほかの情報(既往歴、内服歴、社会歴など)
〈これがコツ〉 「PAMHRFOSS パムエイチアールフォス」
身体診察①:視診・聴診
何より「視診」
いよいよ診察のために子どもに近づく
①保護者に安心してもらう
②子どもに不必要なプレッシャーを与えない
まずは聴診
服(肌着)の上から
決して子どものほうはみない
診察中もなるべく保護者と会話を継続
身体診察②:部位別診察方法(胸部)
視診は大事
触診+聴診:初見を立体的に捉える
〈これがコツ〉 どんな音が、どこで最も強く聞こえるか
打診:いつも同じように叩くことが大事
身体診察③:部位別診察方法(腹部)
まずは声掛け
視診:平坦か膨隆か、発疹がないか
聴診:何カ所に分けてある程度時間をかけて
打診:臓器の位置関係や大きさ、腸管の分布をイメージ
触診:痛いところは最後に
[ちょこっとメモ] 反跳痛
〈これがコツ〉 言語化する大切さ①
身体診察④:部位別診察方法(鼠径・陰部・背部)
「鼠径」は皮膚の膨隆や色を確認
「陰部」も皮膚の色や左右差を確認
「背部」は皮膚の色や脊椎や肩甲骨の位置関係などを視診と触診で確認
身体診察⑤:部位別診察方法(四肢、神経)
まず、何と言っても「視診」
身体診察⑥:部位別診察方法(頭頸部)
カルテ記載とプレゼンテーション
プレゼンテーションの目的
〈これがコツ〉 言語化する大切さ②
よいプレゼンテーションとは?
①主訴(Opening statement & Chief Complaint)
②現病歴(History of Present Illness;HPI)
③既往歴(Past Medical History)
④生活歴(Social History)
⑤身体所見(Physical Examination)
⑥診断学的検査(Laboratory Data, Diagnostic Studies)
⑦まとめ(Summary)
⑧プロブレムリスト(Problem Lists)
⑨アセスメント/プラン(Assessment Plan)
⑩そのほか(the Others)
プレゼンテーションのコツ
決められた時間でまとめる 継続する
III 小児科診療でよく出会う症候 top7
発熱
発熱とはどういうものか
中枢温をモニタリングするのがリーズナブル
発熱の定義は絶対値ではなく、「平熱よりも高くなること」
fever と hyperthermia
発熱の鑑別疾患
SIQORAAA による問診
発熱以外の随伴症状に気づくことが診断への近道
Site(痛みの部位):発赤、腫脹、疼痛
〈これがコツ〉 動きの観察で炎症部位を探る
Intensity(痛みの強さ):熱の高さと重症度は相関しない
Onset(発症起点):腋窩音の場合、解熱までの期間、小児によくあるワクチン接種後の発熱
Associated Factors(随伴症状):心拍数、臓器ごとの症状、リンパ節腫脹・関節痛・皮疹などの全身症状
検査が必要なとき
基礎疾患がある場合、生後 3 カ月以内の場合
〈これがコツ〉 病歴と身体初見にこだわった検査適応を
熱が続く場合や繰り返す場合
治療が必要なとき
自分の免疫で治癒するのをサポートする
アセトアミノフェンとイブプロフェンの使い分けと併用
家族への説明:不安感を解消する
〈これがコツ〉 熱自体は悪いものではない
[ちょこっとメモ] 高熱で脳が溶ける? 〜fever phobia〜
腹痛
腹痛の鑑別疾患
子どもの年齢を意識して考える
SIQORAAA による問診
Site(痛みの部位):その子の行動や発言を統合して判断する
Intensity(痛みの強さ):今の痛みを基準に推移を聞き取る
Quality、Quantity(痛みの性状):主観的に表現してもらう
Onset(発症起点):痛みのグラフが描けるように聞く
Aggravating Factors(増悪因子)、Alleviating Factors(緩解因子):痛みが改善する要素を聞く
Associated Factors(随伴症状):全体像を捉える
診察のポイント
腹部を 9 領域に分けて考える
検査のポイント
鑑別疾患を前提に考える
嘔吐
嘔吐の鑑別疾患
年齢別、病態別に考える
「下痢のない嘔吐」を安易に胃腸炎と診断しない
嘔吐のレッドフラッグ
SIQORAAA による問診
Site(痛みの部位):限局的か広範囲か
Intensity(痛みの強さ):程度と回数が重要
Quality(痛みの性状):嘔吐物が黄色〜赤色は危険なサイン
Onset(発症起点):急性か慢性か
Alleviating Factors(緩解因子):食事、体位、体調の関連を聞く
Associated Factors(随伴症状):消化器症状の有無を確認する
診察のポイント
重症度を評価する
脱水の有無を評価する
検査のポイント
超音波検査はとても強力なツール
治療のポイント
多くは処理を要しない
〈これがコツ〉 子どもたちにたくさん話しかけよう
皮疹
皮膚診察のポイント
皮疹をしっかり見るための 3 つのポイント
critical な疾患を見逃さない
紅斑と紫斑
SIQORAAA による問診・診察と鑑別疾患
Site(痛みの部位):全身か部分か、分布はどうか
Intensity(痛みの強さ):掻痒感や痛みはあるか
Quality(痛みの性状):病変の深さを把握する
Onset(発症起点):増悪のスピードから重症度と原因を判断する
Aggravating Factors(増悪因子):アレルギー、入浴
Associated Factors(随伴症状):ABCDE に問題はないか
検査のポイント
小児科では視診と触診
治療のポイント
ステロイドを使うときはしっかりした強さ・量を短期間
抗ヒスタミン薬によるけいれんに注意
家族と「診断的治療」の方針を共有する
〈これがコツ〉 小児科では虐待も重要な鑑別
咳嗽
咳嗽の鑑別診断
急性咳嗽(3 週未満):大部分は年齢に関わらずウイルスによる呼吸器感染症。 通常は一過性に改善する
遷延性咳嗽(3 週以上 8 週未満)、慢性咳嗽(8 週以上):原因は多岐にわたる SIQORAAA による問診
Intensity(痛みの強さ):日常生活から咳嗽の強さを判断する
Quality(痛みの性状):動画でチェックも有効
Onset(発症起点):いつから、どのように始まったか
Associated Factors(随伴症状):発熱、鼻汁、夜間の咳嗽の増強
診察のポイント
視診で呼吸障害を疑う
聴診における工夫
口腔、咽頭、鼓膜の観察も丁寧に
喘息の判断は慎重に
検査のポイント
胸部単純線撮影
副鼻腔 X 線撮影
喘息、アレルギー疾患
経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)モニター
呼吸機能検査(スパイロメトリー)
治療のポイント
薬物療法を行うとき
非薬物療法:鼻汁吸引、外科的治療
[ちょこっとメモ] 中枢性鎮咳薬について
[ちょこっとメモ] FlimArray® 呼吸器パネル
咽頭痛
咽頭痛の鑑別診断
上気道閉塞を示唆するレッドフラッグを見逃さない
SIQORAAA による問診・診察
Sick contact(病気との接触)
Intensity(痛みの強さ)、Quality(痛みの性状):嚥下可能か、流涎はあるか
Onset(発症起点):異物誤飲、外傷はあるか
Radiation(方散痛):耳痛はあるか
Aggravating Factors(増悪因子)、Alleviating Factors(緩解因子):咽頭炎? 花粉症?
Associated Factors(随伴症状):発熱、咳嗽・鼻汁はあるか
〈これがコツ〉 子どもの咽頭診察
検査のポイント
急性喉頭蓋炎を疑う場合
溶連菌性咽頭炎を疑う場合
治療のポイント
上気道閉塞が起きている場合
溶連菌性咽頭炎 ウイルス性咽頭炎
咽頭炎の非薬物療法
[ちょこっとメモ] 溶連菌の合併症について
けいれん・意識障害
けいれん・意識障害の鑑別疾患
熱性けいれん:圧倒的高頻度の原因疾患
単純型と複雑型
初回発作のときは中枢神経感染症の可能性も検討
有熱性けいれんの鑑別疾患
中枢神経感染症(髄膜炎、脳炎)
急性脳症
てんかん(発熱誘発)
無熱性けいれんの鑑別疾患
軽症胃腸炎(良性乳児発作、低血糖症)
ケトン血性低血糖症
乳幼児期のけいれん:先天代謝異常、脳の器質的異常、薬物・中毒、虐待
小児特有のけいれん:憤怒けいれん(泣き入り引きつけ)
SIQORAAA による問診
Site(痛みの部位):けいれんの部位はどこか
Quality(痛みの性状):けいれんの性状を把握するには動画撮影が有効
Onset(発症起点):意識障害はあったか、いつからか
Associated Factors(随伴症状):感染兆候や頭痛
診察のポイント
乳幼児の意識レベルの評価
身体所見:口腔や皮膚もチェック
検査のポイント
単純型では通常必要なし
治療のポイント
ミダゾラム口腔溶液
けいれん重積状態はハイリスク:抗けいれん薬投与量を把握しておく
[ちょこっとメモ] 銀杏中毒
[ちょこっとメモ] FilmArray® 髄膜炎・脳炎パネル
[ちょこっとメモ] けいれん重積型(二相性)急性脳症(AESD)